今年こそ治しませんか、あなたの水虫
皮膚科2008/08/13
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種で、皮膚の一番外側の角質層に感染します。今回は水虫を早く、確実に治すコツをお話します。
1.自己診断をしない。皮膚科医は皮膚の角質を顕微鏡で見て、水虫であるかどうか診断し、皮膚の状態に合わせて外用薬を選択します。爪や硬い足底の水虫では内服を処方することもあります。
2.裸足で公共施設を利用した後は自宅で足を洗う。足の裏に白癬菌が24時間以上付着したままでいると感染してしまいます。
3.家族も一緒に治療する。自分だけ治療をしても、水虫の人がいると再感染してしまいます。
4.医師の指示に従い完治と診断されるまで外用を続ける。皮疹(ひしん)よりも広めに、そして症状が消失してから1~2カ月外用しないと完全に白癬菌はいなくなりません。
水虫の心配がある方は、皮膚科専門医を受診してみて下さい。
Text by
うめき皮膚科 梅木 薫(
「」掲載)