爪水虫(つめみずむし)も治る時代になりました
皮膚科2008/08/13
前回の「水虫」で反響が多かったので、今回は爪の水虫をとり上げました。爪水虫はその名の通り、爪に白癬菌(はくせんきん)という水虫と同じカビがついてしまった状態です。
爪は皮膚と違いツルツルして厚いので、塗り薬だけでは薬が爪に浸透せず、とても治りにくいのです。放置していると皮膚に感染したり、家族に感染してしまうこともあります。現在の爪水虫の内服薬は、爪の下の皮膚から薬が爪に浸透するので、とても効果が高く、70~80%の治癒が望めます。早い人では半年ほどできれいな爪になるので、今から飲み始めれば、夏にサンダルが裸足で履けるかもしれません。
ただし肝臓が悪い人や、相性が悪い薬を飲んでいると、内服できないこともありますので、皮膚科を受診の際には、これまでかかった病気や、現在内服中の薬を必ずお知らせ下さい。
Text by
うめき皮膚科 梅木 薫(
「」掲載)