運動の秋、食欲の秋
味覚が楽しめる秋、自然にご飯がすすむ。昭和30年代の食事に戻ると、肥満や糖尿病は1/3に減少するという。青味の魚や繊維質の多い野菜など、正しい食事が健康の基礎。
運動すると血中の脂肪や糖分を消費されるだけでなく、筋肉が鍛えられ、肺や心臓や自律神経の機能も強まり、メタボリックシンドロームなどが改善され健康が守られる。
シュークリーム1個と約40分のウォーキングのエネルギー量はほぼ同等。誠に運動に分の悪い話だが、しかし、肥満などの改善に運動は欠かす事はできない。運動によるエネルギー消費は、運動時だけでなく、安静時のカロリー消費も増加する。筋肉量が増すと安静時の基礎代謝が増加して、脂肪がよく燃え、締まった体がつくられる。
運動は「両刃の剣」。メタボリックシンドロームの方は、危険回避のため運動の「種類や量」を主治医やスポーツドクターに必ず相談してから始めてください。
冬は運動不足の季節です
高血圧症、高脂血症、糖尿病は生活習慣を改善することで、より高いQOL(生活の質)が得られるので、生活習慣病とよばれています。昔は成人病といわれ、年をとると避けて通れない宿命の病気と考えられていました。
生活習慣の改善と言っても、そう簡単にはいきません。たとえば、運動について考えてみましょう。
生活習慣病をお持ちの方には、1日30分以上の歩行を週3回以上続けるのが良いといわれていますが、この寒い北海道で本当にできるのでしょうか・・・。室内での歩行にも限界があります。
そこで私は、家の階段を利用した運動や、高齢者でも簡単にできる運動を考え、患者様に実践していただいています。
糖尿病をコントロールするうえで一番困るのが、冬場の体重増加と運動不足といわれています。工夫をしながらこの冬を乗り切りたいですね。