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ブルーライトは、何が悪い??

眼科2016/06/20

 最近、ブルーライトカット眼鏡が売り出されていますが、ブルーライトとは、LEDをバックライトに使う液晶モニターから多く発せられている光です。

 モニターは明るいほうが見やすいと思われがちですが、明るいとブルーライトがいっぱい入っているので、「眼精疲労」を引き起こします。
また、肌にとっても紫外線同様に悪影響を及ぼし、くすみやクマができると言われています。

 20年前に比べると、LEDディスプレイの普及により、あらゆるデジタル機器からブルーライトを知らぬ間にたくさん見ているので、「①網膜へのダメージ②目の疲れ③目の痛み」などを引き起こします。

 以上のことから「パソコン作業はなるべく長時間しないように控える。
ディスプレイの輝度を調整する。ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用する」などして、健康的な生活を送れるように心掛けましょう!!


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2016年6月20日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

LEDディスプレイから出る『ブルーライト』は何が悪い?

眼科2016/05/30

 最近、ブルーライトカット眼鏡が売り出されていますが、ブルーライトとは、バックライトにLEDを使う液晶モニターから多く発せられている光です。モニターは明るいほうが見やすいと思われがちですが、明るいとブルーライトがいっぱい入っているわけで、それが「眼精疲労」を引き起こします。また、肌にとっても、紫外線同様に悪影響を及ぼし、くすみやクマができると言われています。

 一方、ブルーライトによる良い面もあります。ブルーライトは、身体のリズムにも関係しています。海外旅行の時差ボケを解消するためには、太陽の光を浴びた方が良いのですが、これは「明るい=朝=目覚める」「暗い=夜=眠る」という体内のリズムに大きな影響を与えているのです。このリズムにちゃんと従い、昼間に太陽の強い光を浴びると、夜ぐっすり眠れます。しかし、現代社会では、朝から晩まで長時間パソコンやスマホなどをずっと触っているので、パソコンを長時間やった後に寝ようと思っても寝付けないことがあります。
ご自分では、頭を長時間使っていたからだと思うでしょうが、実は長時間ブルーライトを見ていたせいで、まるでずっと昼間の明るい中にいるように体内リズムがなってしまい、今が夜だとは認識できなくなってしまうせいなのです。

 この体内リズムの崩れによって「①睡眠障害②肥満③がん④精神不安定」などの影響がでます。
また、20年前に比べると、LEDディスプレイの普及により、あらゆるデジタル機器からブルーライトを知らぬ間にたくさん見ているので、目にも影響があり「①網膜へのダメージ②目の疲れ③目の痛み」などを引き起こします。以上のことから「パソコン作業は、なるべく長時間しないように控える。ディスプレイの輝度を調整する。ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用する」などして健康的な生活を送れるように心掛けましょう!!

 パソコンやスマホ使用の多い方で症状がある方は、眼科にご相談下さい。


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2016年5月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

春の検診で視力の用紙をもらったら

眼科2016/04/25

 新学期を迎え、われわれ眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。
視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供たちは学校から頂いてきます。
その中で特に注意しなければならないのが小学校1年生の視力検査の結果でしょう。
小学校1年生にとって視力検査は初めての経験で、やり方も良く理解できないかもしれません。
そのため検査結果が眼科で測る時より悪くなることもあります。
しかしながらこの年齢で結果が悪い場合、遠視のお子さんも多く見受けられます。
そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この1年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復できなくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。

 簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。
それに対し強い遠視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけてしまいます。
いつもはっきりしない画像しか見えていないため視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。
そのため放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。

 小学生の視力低下にまれに見られるのが心因性視力障害です。
お友達がすてきな眼鏡をかけている。
「自分もメガネが欲しいなぁ」というように強く思うだけで視力が出なくなってしまう場合もありますし、お友達とけんかをして「学校に行きたくないなぁ」、などという気持ちが視力に表れてしまうこともあります。
そういう場合にはご両親はもちろん学校の先生ともよく話し合うことが必要なことがあります。

 健康診断で視力の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶( 2016年4月25日 「北海道新聞夕刊」掲載)

子どもの目線

眼科2016/04/18

 子どもは大人のミニチュアではありません。
心身の成長に合わせて、見え方にも子どもならではのことがいろいろあります。
新生児の視力は明暗が分かる程度です。
眼の中に入る光が刺激になって発達し、3~5歳で1.0になります。
一方、眼の中に光が入らない原因があると0.7にも達せず、これを弱視と言います。
4~5歳頃に治療を開始できれば治りやすく、弱視のまま大人になるともう治せません。

 小学校に入ると子どもなりに悩みを抱えて、「病気がないのに」「眼鏡を掛けても」視力がとても良くならない子がいます。
いわゆるお利口さんタイプが多く、親御さんや先生方が温かく見守ってくださると1年くらいで乗り越えてくれます。

 子供は「見えにくい」と言ってくれないので、大人が目線を合わせてあげてくださいね。
自信がない時は、眼科がプロの目線をお教えします。


Text by 江口眼科病院 松浦 恭祐( 2016年4月18日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

老眼とうまくつき合う

眼科2016/04/04

 眼科で仕事を長年してきましたが、自分もようやく老眼について語れる年代になりました。

 加齢で眼の中のレンズを厚くすることが難しくなり、近くが見づらい、離さないとピントが合わないなど、誰にでも訪れるのが老眼です。

 改善策はメガネ、遠近両用や老眼鏡を使うことで近くにピントを合わせてあげることです。
近くといっても新聞、スマホ、パソコンなど、おのおの目的の距離が違うので自分が重要視する距離を意識してみましょう。
コンタクトの人は遠近両用コンタクトを試すかコンタクトの上から老眼鏡など幾つか方法が考えられます。
最近、介護職で遠近両用コンタクトを試したいという方が何人か来院されました。
施設利用者の爪切りや入浴介助などメガネでは支障があるようです。
どうやって老眼とうまくつき合っていくか、職業やライフスタイルで選択肢はさまざまだと思いますのでぜひ、眼科で検眼し相談してみてください。


Text by くどう眼科クリニック 釜石 清隆( 2016年4月4日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

緑内障は、早期の診断と治療が重要です

眼科2016/02/29

 緑内障という病気をご存じでしょうか。
これは目の奥の神経が萎縮し、だんだんと視野が狭くなっていく病気です。
初期の緑内障は視力が低下しませんが気付かない間に視野が狭くなっていく病気です。
なかなか自分自身で病気に気付くことは難しく、検診などで偶然発見されることがほとんどです。
目の病気の中では最も患者さんの数が多いものの一つで、40歳以上の人で、100人に5人がこの病気といわれています。
病気の原因は、遺伝、近視など言われていますが、よく分かっていません。

 目の奥の神経を直接観察する眼底検査、視野異常を発見する視野検査や、眼圧検査を行い、総合的に診断します。
近年、目の奥の神経を機械で撮影し萎縮しているところを探すOCT(眼底三次元画像解析)が導入され、これも早期の診断に役立っています。

 失われた視野を回復させる方法は残念ながらありません。
そのため、治療としては早期に発見し、できるだけ視野が狭くなる、視力が悪くなるのを抑えることが治療となります。
「眼圧」とよばれる目の圧力を減らすことにより、緑内障の進行が遅くなることが分かっています。
従って、緑内障と診断されたら、眼圧を下げる目薬を処方します。
そのあと定期的に視力、眼圧、視野、眼底検査を行い、緑内障が進んでいないか確認します。

 緑内障にはさまざまなタイプがあります。
緑内障発作とよばれ、急激に眼圧があがり頭痛や目の痛みを伴うタイプが有名ですが、実際には珍しいです。
最も多いタイプは、眼圧はあまり高くないのに神経が萎縮し視野が狭くなる正常眼圧緑内障というタイプです。
しかし、このタイプでも眼圧を下げる目薬が有効です。

 このように緑内障では、早期の診断と治療が重要です。気になる方はぜひ眼科を受診してください。


Text by 江口眼科病院 東 邦洋( 2013年2月29日 「北海道新聞夕刊」掲載)

スマホ老眼が急増!!

眼科2016/01/12

 人間の目の構造は、カメラに似ています。
水晶体は、カメラのレンズにあたり、遠くを見る時は薄くなり、近くを見る時は厚くなるように調節しています。
老眼とは、この調節力が衰えてくる状態で40歳前後から始まります。
しかし、最近は、近くが見づらい・かすんで見える・夕方になると物が見づらい・頭痛・肩凝りなどの老眼の症状が、小学生から30代までの若い方にも出てきているのです。

 スマートフォンの普及により、若い人は1日平均7時間以上、10人に1人は15時間以上もスマホを見ているとのことです。
こんなに長時間スマホを見ていると、調節力が衰えて老眼と同じ症状が出る、いわゆる「スマホ老眼」になってしまいます。
また、下向き姿勢で頬やあごもたるみ、老け顔になるとも言われています。
ぜひ眼科で正確な視力検査を受けてみましょう。


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2016年1月12日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

メガネを作る時は、先に眼科受診を!!

眼科2015/11/30

 ひとくちにメガネと言っても、遠用なのか、近用なのか、遠近両用なのか、度数決定の際にどこを見たくてメガネが必要なのか、が、とても重要です。
日々の診察で、使用中のメガネが見づらいとおっしゃる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
例えば、パークゴルフをする方で遠くと4~5m先にあるカップが見たいのに、遠近両用の近く部分が30cmにピントが合うようなメガネでは見えるはずがありません。
また、車の運転はしないので、テレビなど家の中の物が見えて、新聞が読めればいいという方には中近両用メガネがよさそうです。
それなのに、はるか遠くがバッチリ見える強すぎる遠近両用メガネをかけているせいで、頭痛・肩こり・眼痛、しまいには、めまい・吐き気などの眼精疲労(疲れ目)の症状を起こしていることも大変多いのです。

 ご自分では、十分見えていると思っていても、眼科の診察を受けることによって、60歳を過ぎると多くの方に出てくる加齢性の白内障や失明原因疾患の緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症などを早期に発見することができます。
ですから、メガネを作る時には、まずは眼科で視力検査やその他の検査をして目の病気がない事を確認してから、眼鏡処方箋を眼科医に書いてもらい、眼鏡店に行くのがいちばん安心な方法と言えます。
眼鏡処方箋の発行に別料金は発生しませんので、お気軽に申し出て下さい。

 近年のパソコンやスマホの普及により、画面に使用されているLEDが放つブルーライトが直接網膜に到達してしまうことで、目に障害を引き起こすことも分かっています。
メガネを作る時には、ブルーライトカットのレンズを選ぶのもよいでしょう。

 眼科医が、患者さんの年齢・職業と、その方にとって見たい距離はどこなのかを考慮して、心地よい見え方のメガネを処方するためには、患者さんも遠慮なくどういう目的のメガネを希望しているのかを伝えましょう。


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2015年11月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

こんな症状に心当たりはありませんか?

眼科2015/11/09

 「特に悲しいわけでもないのにいつも涙があふれ、一日中ハンカチで涙を拭い、目尻はただれて痛む」。
こんな症状に心当たりはありませんか?

 涙は本来、目頭にある涙点という排水口から涙小管・鼻涙管という排水管を通して鼻へ排出されますが、この管の通りが悪くなると、涙は排水口より逆流し、眼の表面からこぼれ落ちることになります。
さらに、管の奥にたまった分泌物までもが逆流すれば目頭に目やにがたまり、皮膚のただれも引き起こします。

 これらの症状に対して今日では、細いカメラで排水管の中を覗きながら軟らかいチューブを通すという治療法があります。
比較的新しく、日帰りでも実施可能な治療です。
無論、涙や目やには必ずしも排水経路の問題とは限らず、また全ての症例で改善が見込めるわけではありませんので、まずは眼科での診察をおすすめします。


Text by 江口眼科病院 佐々木 功( 2015年11月9日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

遠近コンタクトレンズと老眼

眼科2015/10/26

 僕が眼科クリニックを開業したのがまだ30歳代頃になりますが、そのころから遠近両用コンタクトレンズ(以下CL)はこれから使う方が増えてくるだろうと考えていました。
ですが、いかんせん、その当時は自分はまだ老眼ではなかったものですから、テストレンズをつけてみてもよく見えているのかどうか実感がありませんでした。
ところが、50歳にもなってくると自分でも急に老眼になってきました。

 そこで自分でもCLの老眼対策をしなくてはならないこととなり、もう一度遠近両用CLを試してみました。
するとどうでしょう。
今度は遠くはもちろん近くも見やすくなっているではありませんか。
改めて遠近CLを見直してみました。

 遠近両用CLの仕組みはどうなっているのでしょうか?
遠近両用CLはあの小さいコンタクレンズの中に、遠くが見える度数と近くが見える度数を並べています。
そこで、遠くにピントのあう光と近くにピントのあう光の常時二つの光が目に入ってくるのですが、遠くを見ようと思った時・近くを見ようと思った時、それぞれに目的の光情報を頭の中でピックアップして、いらない光情報を半分カットしています。
それ故逆にピントの合っていない光情報も、常に目の中に入っているためちょっとずつにじんだ感じを感じられてしまいます。
ですからレンズの大きな普通の眼鏡に比べて全てがすっきりというわけにも行かないのが実情です。
それでも、普通のCLから遠近両用CLに替えたときに近くの文字が見やすくなるのには、初めてCLを付けた時以上に感動しました。

 最近はゴルフをするのにスコアカードが見えない、老眼鏡をかけるのはファッション的にかっこわるいので遠近両用CLを希望しますというような、50歳になってCLを初めて使う方も増えています。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶( 2015年10月26日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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