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糖質栄養素という言葉を聞きます。不妊治療ではどのような役割がありますか?

産科婦人科2010/03/18

自然治癒力を高める生命の源であり、
妊娠への希望をつなぐ魔法の栄養素

 不妊症を治すには、原因を調べ、必要な治療を行うことが必須です。
治療の障害になっている原因を取り除き、治療法を選択して不妊症を克服する方向へ向かわせてくれるのが医師です。
同時に治癒に必要なエネルギー、糖質栄養素を体内に取り込むことが理想です。
両者は互いに必要不可欠な車の両輪といえます。 卵子と精子など、細胞間コミュニケーションに必要な糖鎖を構成する糖質栄養素は、現在のところ8種類が解明されています。
そのうち現代の食生活で十分に摂取できる単糖類は、主に白米やパンから摂取できるグルコース、主に牛乳からとることができるガラクトースの2種類だけといっていいでしょう。 これ以外の6種類も体内で作られますが、私たちにできるのはせいぜい「ミネラル豊富な土壌で育った野菜や水」を意識して摂取することでしょう。
野菜が育つ土壌は化学肥料と農薬のために、含有するミネラルは大幅に減少しているのが現状です。
食事からとれる糖質栄養素は、この20年間で、約25%も減ったといわれています。
そのため現代人はサプリメントで糖質栄養素を補うほかないといえます。
サプリメントは科学的検証を経た製品であることが大切です。 実際に糖質栄養素を摂取した人はさまざまな体調の変化を実感しています。
当院の糖質栄養素研究室の担当者が患者さんから伺った話では、
「酸化ストレス度チェックで抗酸化力がアップした」
「冷え性・貧血・便秘が改善した」
「アレルギー疾患の症状が緩和した」
「肌の張りとツヤが良くなった」
などの有効性が報告されています。 妊娠に成功するには、質のよい卵子が排卵されなければいけませんが、糖質栄養素を摂取している患者さんでは、明らかに卵子および受精卵の質がアップしていることが確認できます。
2006年に当院では、自分の卵子と夫の精子で体外受精した45歳6カ月の女性が妊娠し、出産に成功しました。
この女性は糖質栄養素の治療による体質改善も成功の大きな要因でした。 高度生殖医療(体外受精・顕微授精)の進歩により妊娠率は向上しています。
一組でも多く赤ちゃんが授かるよう、私たちは努力し、最新の治療技術を導入しています。
同時に精神的不安を解消する治療も心がけています。
あきらめずに一緒にがんばっていきましょう。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史( Array 「Array」掲載)

赤ちゃんが欲しいご夫婦は《養生食(ようじょうしょく)》を大切にしましょう

産科婦人科2010/02/22

 晩婚化は年々進み初婚年齢の統計では30代で結婚した女性が36・5%を占めています(厚生労働省/平成20年度人口動態調査)。
女性の場合妊娠する力には年齢の壁があり、一般的に34歳を境に、妊娠成立の絶対条件である排卵をする力は低下します。
このため30代で結婚した女性、特に30代後半を迎えた子宝に恵まれないと悩んでいる女性は一日も早く不妊症の検査を受け自身の妊娠力を確かめ、必要であれば不妊治療を受けて欲しいものです。
体外受精・顕微授精などの生殖補助医療をはじめ不妊治療は非常に進歩しており、昔なら不可能だった夫婦にも、今日ならば赤ちゃんを授かる可能性があります。
しかし不妊治療をもってしても加齢に伴う妊娠力の低下を止めることは困難です。

 しかし、何も方法がないかというとそうではありません。
不妊症の臨床医として、私が大いに期待しているのが「養生食」のひとつである糖質栄養素です。
糖質栄養素の摂取(せっしゅ)は「糖鎖理論」をベースとする代替療法のひとつです。
糖鎖は核酸、タンパク質に次ぐ「第三の鎖」と言われ、タンパク質や脂質と結合することでさまざまな生命現象…受精、細胞の発生や分化、細胞の老化などに深く関与しています。
毎日の食事に糖質栄養素を加えることで生殖に関与する細胞群の活性化が図れるのでは…と期待されます。

 卵子や精子は生殖細胞です。
私たちの体を構成する細胞は発生、老化、アボトーシス(細胞死)を繰り返していますが、とくに卵子は他の細胞より早く老化します。
仮に卵子の老化を抑えることができれば、40代であっても自身の卵子による妊娠も夢ではありません。
そのためには細胞を傷つける活性酸素の過剰摂取を控えることが重要!
喫煙や飲酒、偏食による栄養バランスの乱れはいけません。

 西洋医学による治療と同時に家庭でできる養生食が妊娠力維持の大きな力になると考えます。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史( 2010年2月22日 「北海道新聞夕刊」掲載)

不妊治療の負担は検査機器の進歩によって軽減されつつあります

産科婦人科2009/08/21

 体外受精・顕微授精といった高度生殖補助医療の進歩によって、これまで赤ちゃんを授かることが難しかったご夫婦にも妊娠・出産の機会が増えてきました。

 不妊治療を受ける場合、女性側の心身の負担はどうしても男性側より多くなります。
たとえば、体外受精・顕微授精では成熟した卵子を育て、採取するためにホルモン補充を行う卵巣刺激法が必須です。
このため、血液検査で生殖に関係する数種類のホルモン量を調べる必要があります。
検査によって正しいホルモン分泌量がわかれば、その人にあった卵巣刺激法を選択することができます。
卵巣を過度に刺激するような過剰なホルモン投与を避けることができるわけです。

 また、同じ方でもホルモンの分泌状態は月経周期によって微妙に違います。
その都度、適切なホルモン補充療法を行うには、回数多くきめ細かにホルモン状態を調べる必要があるわけです。
さらに採卵から体外受精を経て子宮内に受精卵を戻したあとは、受精卵の着床と発育を促すために黄体ホルモン補充療法を行いますが、この場合も個人差に合わせるためには、ホルモン量を正確に調べる必要があります。

 このように、治療の過程では何度か採血してホルモン定量検査を受けるのですが、結果が出るまでの待ち時間は特に仕事を持つ女性にとってはかなりの負担になります。

 しかし最近は短時間で検査結果が出る迅速なホルモン検査機器が登場しており、待ち時間の負担が大幅に軽減されつつあります。
何よりも患者さんにとってメリットになるのは、迅速に検査結果が得られることでより正確により適切なホルモン補充療法を受けられることでしょう。

 日々進化する医療機器や検査機器を積極的に導入し、患者さんの心身の負担の軽減に努めるのも、不妊治療医に欠かせない条件のひとつかと考えます。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史(  「」掲載)

原因不明不妊のなかには『受精障害』が原因になっている場合があります

産科婦人科2009/02/20

 不妊の原因がはっきりわかると治療法が決まります。しかし、なかには検査を繰り返しても原因がわからない場合があり、このような原因不明不妊は、不妊症の10~20%を占めるといわれています。

 原因不明不妊の場合は治療法がないのかと心配になる方もいるでしょうが、そんなことはありません。原因不明不妊はいわゆる「生殖補助医療」と呼ばれる「体外受精・顕微授精」の対象となり、これまで多くのご夫婦が赤ちゃんを授かっています。

 同時に体外受精の研究が進むにしたがい、これまで原因不明不妊とされていたなかには「受精障害」が原因となっているケースがあることがわかってきました。

 受精のメカニズムは大変複雑で未知の部分が多くありますが、簡潔にいうと精子が卵子の中に入り込み、精子と卵子、双方の細胞が融合することで新しい命の源である受精卵となります。そして、受精障害の原因として考えられるのが、精子が卵子の外側を覆う透明帯(とうめいたい)を破って進入することができないことや精子が卵子の中に入ったあと精子あるいは卵子が活性化せずに受精することができないことなどです。

 現在受精障害が不妊原因と考えられる場合、人工授精などの一般不妊治療を長引かせることなく生殖補助医療へステップアップするようになっています。言葉を代えれば体外受精を行っても受精卵とならない場合に早めに顕微授精に切り替えるようになっているということです。実際、受精障害の場合多くの専門医は顕微授精を勧めるようになっています。

 この場合、女性は受精能の高い成熟卵子を確保するために適切なホルモン療法を行うこと、男性では精子洗浄濃縮法により受精能の高い精子を確保することが原則です。

 不妊治療は日々進歩しています。原因不明不妊と診断されてもあきらめることなく、不妊治療専門医に相談されるのがよいでしょう。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史(  「」掲載)

一年たっても妊娠しないときは積極的に検査を受けましょう

産科婦人科2008/08/22

 普通に性生活をもっている夫婦の場合、一年の間に八~九割は妊娠します。つまり、一年たっても妊娠しなければ「不妊症」である可能性が高いわけです。

 不妊症の場合、妊娠しにくい他は、特別気になる症状もなく、性生活に支障があることもほとんどないので、まさか自分たちが不妊症とは思いもよりません。自然に妊娠するだろうと一年、二年、待つ夫婦もいます。しかし、不妊症専門医から見ると、この一~二年は、とくに三十代で結婚した女性の場合、非常に貴重な時間です。なぜなら、赤ちゃんの基である「卵子」を作る卵巣の働きは、三十代半ばを境に低下するからです。

 さて、不妊症の検査は治療につながるのが大きな特徴です。代表的なのは「フーナーテスト」と「子宮卵管造影検査」です。

 フーナーテストは、性生活をもったあとで、子宮頚管や子宮腔に精子がどれぐらいいるかを調べます。精子が一定数いれば、男性側に問題はないとわかります。また、フーナーテストでは、医師が排卵日を予測して性生活をもつ日を指導します。つまり、的確な時期に性生活をもつ「タイミング法」という不妊治療でもあるわけです。

 子宮卵管造影検査は、造影剤を注入して子宮や卵管をX線で撮影する検査です。この検査は、卵管に軽い狭窄や詰まりがある場合の治療にもつながり、検査を受けたあとで妊娠することも多くあります。

 不妊症の治療は、検査で不妊の原因を特定することから始まります。なかには体外受精や顕微授精など、生殖補助医療の助けを借りないと妊娠が難しい場合もありますが、高度な治療が必要なケースはむしろ少数です。タイミング指導や人工授精など、いわゆる一般不妊治療で妊娠にいたることが多いのです。

 赤ちゃんが欲しい夫婦、とくに晩婚の夫婦ほど、待つことは美徳ではありません。一日も早く専門医の検査を受けることが重要です。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史(  「」掲載)

月経痛には昔からの知恵を

産科婦人科2008/08/13

 男性にはわからない若い女性の悩みに月経痛があります。

 20代以上の女性で月経痛がひどい場合には子宮内膜症や子宮筋腫を疑わなければなりませんが、10代の女の子の月経痛には生活習慣が原因と考えられる患者さんが増えています。

 悪い生活習慣の一番手は「寒い季節のなま足」です。

 下半身を冷やすことが月経痛をつらくしていることに気づかず、堂々となま足で受診し私から説教される女の子は後を絶ちません。昔から「女性は身体を冷やすとよくない」と言われていますが月経が近づいたら、冷たい食べ物、飲み物を避け、暖かい食事、暖まる食材(ネギやショウガなど)を取るだけでも月経痛が軽くなる可能性があります。

 意外と知られていませんが、喫煙や受動喫煙も月経痛悪化の原因になります。お父さんのたばこで娘が月経痛なんてかわいそうですね。


Text by 湯の川女性クリニック 小葉松 洋子(  「」掲載)

おりものシートは必要か?

産科婦人科2008/08/13

 最近診療をしていて気になるのが、おりものシートや月経用のナプキンにかぶれて、かゆみを訴え受診する患者さんが増えていることです。接触によるかぶれは、あてている時間が長くなると症状が出やすくなるため、原因は「おりものシート」だろうと推測しています。

 月経量が少なくなった日に数日使用する程度ならあまり問題ないのでしょうが、最近は「おりものが下着に付くと嫌だからいつもシートを使う」という女性が増えています。

 健康な女性は女性ホルモンの影響で膣の中をきれいに保つために、ある程度のおりものはあるのが普通です。

 きれいなおりものは健康な証拠ですので心配ありません。ただし性経験のある女性は、雑菌や性感染症、子宮癌(がん)などでおりものが増える可能性もあるので、心配な時は婦人科で診察を受けて下さい。


Text by 湯の川女性クリニック 小葉松 洋子(  「」掲載)

子宮頚癌(しきゅうけいがん)

産科婦人科2008/08/13

 先日癌検診の受診率が下がっているとの記事が、新聞に載っていました。実際に子宮頚癌もその罹患(りかん)率、死亡数が、最近上昇傾向にあります。

 子宮頚癌の最大の特徴は、予防可能な癌であるということです。異形成「子宮癌になる前の病変」の状態で見つけることができるためで、定期的に子宮癌検診を受けることで、異形性の段階で発見して、癌の発症を未然に防ぐことができるからです。

 また最近、性器に感染する、ヒトパピローマウイルスが子宮頚癌の発生に深く関与していることが、わかってきています。 ヒトパピローマウイルス感染は最も頻度の高い性感染で、20歳前後の女性の40~60%が感染しているといわれています。性器感染を起こすパピローマウイルスには40程度の型があり、尖圭(せんけい)コンジローマや若年性喉頭乳頭腫の原因となる、ローリスクタイプと子宮頚癌に関連するハイリスクタイプがあります。

 このウイルスによる性器感染は、ほとんどが自然に消失し、ごく一部のハイリスクタイプが感染を持続し癌を発症します。

 欧米では従来の子宮癌検診にパピローマウイルスの検査を組み合わせておこなっています。どんな検査でも100%完全なものはなく、異常細胞の見落としはどうしてもおきます。この見落としをパピローマウイルス検査と組み合わせることで減らすことができます。同じような異型細胞が見つかっても、ウイルスが陽性であれば、陰性のヒトよりも悪性に進行するヒトが約20倍にもなることが分かってきています。

 2006年6月に米国でワクチンが認可されました。このことにより子宮頚癌を予防することが現実となってきました。

 米国のある州では11~12歳の少女全員にワクチンを接種。オーストラリアでは11歳から26歳の全少女、女性に無料で接種することが決まりました。

 日本ではパピローマウイルス検査はまだ保険適応になっていません。またワクチンも認可されていません。

 早く適応され、認可されればと思いますが、それでも定期的な癌検診を受けることで自分自身を守ることはできます。20代後半以上の女性はぜひ検診を受けて下さい。


Text by 松浦 敏章(  「」掲載)

妊娠中の浮腫(むくみ)

産科婦人科2008/08/13

 妊婦さんに聞かれる事で多いのが「浮腫(むくみ)がでてきたのですが・・・」という質問です。むくみは妊婦さんの六十%から七十%にみられます。半数以上にみられる症状は、異常ではなく生理的現象であるというのが現在の考え方です。

 妊娠時には母体のホルモン環境が変化し、そのホルモンが血管や腎臓に働いて正常妊娠でも1000ccから1500ccの水分を体内に貯留します。このように水分が増えることは血液中の水分も増え、胎児により多くの血液を送る流れをよくし、胎児を成長、発育させます。妊娠後期には血液がたくさん必要になるので血液中の水分、血漿(けっしょう)量が更にふえてきます。その水分が血管壁よりしみ出てきて皮下組織にたまった状態が浮腫です。ヒトは立っていることが多いので膝から下にでてきます。

 以前はむくみが出てくると「大変だ、中毒症がひどくなる」といって、利尿剤(余分な水分をおしっこにして出す薬)をのんでもらいましたが、いまは血液中の水分もおっしこにすることで、血液が濃縮し、流れが悪くなり血圧があがりやすくなるので使いません。

 浮腫は母子にどのような影響を及ぼすのでしょう。

 調査結果では、浮腫のある妊婦の方が無い妊婦より体重の重い児(こ)を出産する。浮腫のある妊婦は低体重児を出産する率が低い。浮腫のある妊婦の方が無い妊婦より出産前後の死亡が少ない。妊娠中の体重増加が多いほど浮腫がでやすい。子癇(しかん)をおこした妊婦の約半数に浮腫が無い。浮腫のある妊婦に体重制限をしても、しなくても妊娠高血圧症候群の発症頻度に差が無い―などの傾向がみられます。

 これらの事から、浮腫のみでは児に悪影響を及ぼすことは無く、妊娠時の浮腫は病気ではないと考えられ、妊娠中毒症(平成17年4月より妊娠高血圧症候群と変わりました)から浮腫は除外されました。

 妊娠中の体重増加は、胎児への栄養補給、分娩、授乳のための栄養の蓄積です。正常妊娠の体重増加の内訳は、胎児3kg。胎盤、羊水など1.5kg。脂肪の蓄積3kg。タンパク質の蓄積1.5kg。水1.5kgで合計10.5kgとなりますので日本人の場合、体重増加は10kgから11kgが適当です。

 標準体重を「やせ・普通・肥満」にわけると、妊娠前の体重が、やせた方は9~12kgの増加。普通の方は、7~12kgの増加が一般的です。肥満の方は、個別に対応する例が多くなっております。


Text by 松浦 敏章(  「」掲載)

十代の女性へ

産科婦人科2008/08/13

 最近、函館市では十代の人工妊娠中絶が多い。北海道の十代の女性の性感染症が他県に比べて多い、という記事がありました。

 日常の診療でも十代の女性の妊娠、性感染症の患者さんを診る事が増えてきているようです。

 思春期には二次性徴が出現し、性の成熟が進み、異性への関心が高まり、接近欲求、性行動へとすすみます。雑誌、TV、インターネット等からの性情報の氾濫(はんらん)のなかで、十代の性に対する意識も大きく変わってきているようです。

 性行動に至る理由も、「愛しているから」「好きだから」というのと同じくらいの割合で、「好奇心で」「遊びで」「ただ何となくということで」とアンケートに答えています。妊娠、性感染症の知識も不十分なようです。

 婦人科医がここで言えることは、性行動には必ず妊娠と性感染症がつきものだということです。

 望まぬ妊娠のために、人生設計を変えなければならなくなったり、性感染症のために妊娠できなくなったり、と相手の体や心を傷つけることのないように。正しい知識を身につけてください。

 性感染症には、症状のすぐ現れる淋病、トリコモナス膣炎等と、症状が現れるまでに数カ月から十年もかかるもの、クラミジア頚管炎(けいかんえん)、エイズ等があります。何も症状が無いからと安心できません。予防法は簡単です。コンドームです。日本では決まった相手を持つ方のほうが、多数のパートナーを相手にしている人よりコンドームの使用率が高いという諸外国と正反対のアンケート結果があります。これでは性感染症が増えて当然かもしれません。

 妊娠は月経が二十八日周期であれば、月経開始日より十四日目に妊娠。十日目より十五日目が危険日といわれていますが、十代の女性では周期が一定ではなく、遅れがちだったりすると、いつが危険でいつが安全なのかわかりづらく、常に避妊することが大事です。

 最後に「コンドームが破れた」「レイプされた」時の緊急避妊としてモーニングアフターピルというものがあります。七十二時間以内に服用すれば高確率で妊娠を防ぐ事ができます。

 婦人科医に相談してください。


Text by 松浦 敏章(  「」掲載)

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