ビタミンC摂取はしみ・しわに本当に効果があるのか
寒い日々が続いていますが、これから夏に向けて、紫外線が強くなってくる季節です。
女性にとって、美肌の大敵は紫外線です。紫外線は肌のメラニン色素を産生させ、これを消去するシステムを低下させるシミの原因で、また、コラーゲン繊維を酸化し変性させたりするしわの原因でもあります。
紫外線予防として、一般にはUVカットの化粧品やクリームを使用しますが、サプリメントとして、ビタミンCを摂取することは紫外線によって出現するしみ・しわ(光老化)の予防・治療として極めて有効です。
しかし、日本人の42%の方がビタミンCの摂取が100mg以下で、日常の食生活のみでしみ・しわ(光老化)の予防・治療の摂取することは難しく、少なくてもサプリメントとして300〜1000mgのビタミンCを2〜3回/日に分けて持続的な摂取をすることが必要です。
また、ビタミンCはからだの細胞・細胞膜・DNAの酸化を防ぐビタミンで、代表的抗酸化物質ビタミンEやコエンザイムQ10と相乗作用を発揮します。
また、毎日持続的に大量摂取(1000〜2000mg)しても安全なビタミンです。
私たちの体も鉄が錆(酸化)びてくるのと同様に老化という形をとり錆(酸化)びてきます。
老化予防のサプリメントとして、美肌対策として、ビタミンCそして代表的抗酸化物質ビタミンEやコエンザイムQ10を摂取してみませんか。
メディカルエステ
クリニックでは美容外科・形成外科・皮膚科、並びに治療後のスキンケアーメディカルエステを行っています。
日常生活の中に溶け込んでいる化粧、情報が多すぎてどれが自分に合う化粧品なのか判断できないことがありませんか。
美容外科・形成外科では二重まぶた・眼瞼下垂・フェイスリフトの外科的治療、もとより、シミ・シワなどアンチェイジング(老化予防)治療において、レーザー、IPL、レーザーピーリングそしてRF(高周波)による治療が行われています。
このような治療は数週間から数ヶ月経過を診ていかなければなりません。
その間の日常のスキンケアー、治療終了からのスキンケアーは質の高い一貫性を持ったスキンケアーが必要となります。
そのため、最近では肌への吸収が高いVCIP(油性のビタミンC)、レチノールなどを使用したドクターメイドの化粧品が使用されています。
当クリニックでは、医学的スキンケアートレーニングを受けた道内に数人の上級ディープローマが、医学的な理論のもとに、質の高い一貫性を持ったエンビロンやオバジー化粧品、そしてメディカルエステを提供します。
とくに、シミ・シワでは、レーザー、IPL、レーザーピーリングそしてRFの後治療として、また、単独のアンチェイジング治療として、マイルドケミカルピーリング・イオントフォレーシス・ソノフォレーシスなどリラクゼイションエステを行うことで、乾燥のない保湿性に富んだ肌質のメディカルエステが可能となります。
ドクターメイドのシミ・シワを対象とした老化予防化粧品。
美白の化粧品は肌細胞の代謝改善、メラニン色素生成抑制、漂白作用を持った化粧品を選択してみてください。
なかなか治らないニキビ ピーリング&レーザーピーリング
ニキビ治療では抗菌剤含有のローション、ジェル、クリーム、時には少量のステロイド含有の軟膏を皮膚に塗り、抗菌剤、ビタミン剤を内服することが一般的に行われています。20歳以上の方のなかなか治らないニキビ、特に顎や首に局所的に発生するニキビの多くは、ダイエット時の偏食などによる貧血や女性ホルモン異常、ストレスに原因があります。
ピーリング治療は、一般的治療でなかなか治らない方やニキビ治療時から美白を考えている方への治療で、できるだけニキビ跡が生じないようにするのに有効です。
また、レーザーピーリングやメソローラーによる治療は、ニキビによって黒ずんだり陥没してしまった部分を軟化させて、黒ずみや陥没を改善し、化粧のむらを解消させるのに効果的な美白治療です。
ニキビ治療には保険治療から自費治療までいろいろあります。カウンセリングの時に、治療後の経過のことや注意事項をお聞きになった上で、生活様式に合った治療方法をお選びください。
ワンランク上の美白・しわ治療 フォトフェイシャルと美白点滴療法の複合治療
ワンランク上のしみ・しわ・たるみ・くすみなどの治療は、フォトフェイシャル『フォトRFオーロラやフォトRFリフォーム』などのIPL(光エネルギー)・赤外線レーザーやRF(高周波)と、最近注目されている『美白点滴治療』を同時にまた、複合的(施術・点滴時間30~40分)に行って、個々のお肌のトラブル、悩み、ニーズに応える治療法です。
美白点滴治療は、ビタミンC/ビタミンB群/ミネラル/プラセンタ(人胎盤エキス)を症状にあわせて、点滴することで、血管を経由して直接細胞にビタミン等を送ることで、ストレスを抱えた肌のトラブルの解消が実感できる治療方法です。
フォトフェイシャルと美白点滴治療の複合治療を2~3週間毎に繰り返すことで自己の皮膚のコラーゲンが再構築され、お肌のタイトニン効果が期待できます。痛みが少なく、安全、かつ、お化粧がすぐにでき、自分でいろいろスキンケアをしたがあきらめてしまっている方や、更年期障害や冷え症で悩んでいる方にお勧めです。
美容外科の肌の若返り治療の変遷
肌のハリを取り戻す若返り治療はシワ取りの手術(フェイスリフト)、コラーゲンやヒアルロン酸の注射、ボトックス注射、IPL(光治療)、RF(高周波)のフォトフェイシャルなど治療方法は年々変化しています。
施術後であっても化粧ができて日常生活に支障がない方法が主流になってきましたが、持続期間が約6カ月であったり、たびたび治療を受ける必要があるため、効果が確かでかつ、効果持続期間が長いシワ取りの手術は今でも行われています。
最近では自分の血液の白血球と血小板を利用した最新皮膚再生治療(セルリバイブ)が注目されています。血液中の各種の細胞成長因子を含んでいる血小板を濃縮して気になる部位に注入する方法で、今までにない自然なふくやかさを再現でき、顔の若返りには最適です。効果持続期間も2~3年と長いことが大きな特徴です。
腋臭症(えきしゅうしょう)と腋窩多汗症(えきかたかんしょう)
腋臭症(えきしゅうしょう)というのは、いわゆるワキガのことです。腋窩多汗症(えきかたかんしょう)とはワキに多量の汗をかく事をいいます。これらは症状としては似ていますが、別のモノです。ワキにはアポクリン腺とエクリン腺という汗腺があります。アポクリン腺からの分泌が多いと、分泌物は皮脂と混ざりさらに皮膚表面の細菌によって分解されて、特有のニオイを発生します。これが腋臭症です。腋窩多汗症ではエクリン腺からの分泌が多く、多量の汗をかきます。外来に「ワキのニオイが気になる」と言って来院される方の中には腋臭症の方もいますが、腋窩多汗症の方も多くいらっしゃいます。本当のワキガではなくて、汗のニオイが気になっている方です。治療法は腋臭症も腋窩多汗症も似ています。
1.外用剤―いわゆる制汗剤です。抗菌作用のある外用剤で皮膚表面の殺菌をしてニオイを抑える物です。もっとも手軽な方法ですが、効果も限られます。
2.ワキの脱毛―女性の場合はワキの脱毛をすることによって、汗やニオイを軽減できることもあります。現在はレーザーなどによって手軽に脱毛ができます。しかし、これもやはり汗やニオイの強い方には満足できる効果は得られにくいようです。
3.注射による方法―ボツリヌス菌の毒素を精製した薬品があります。これをワキに注射することによって汗の量を減らすことができます。この方法は腋窩多汗症にはかなり有効な方法です。ただし効果は数ヶ月で、効果を持続させるためには定期的に注射をしていかなくてはなりません。
4.電気分解:皮膚の下に針を刺して電気を流し、アポクリン腺やエクリン腺を焼いてしまう方法です。この方法でも確実ではありません。また、一時的に汗やニオイが減っても数ヶ月で戻りがあることもあります。
5.手術療法:アポクリン腺、エクリン腺を直接切除してしまう方法です。これがもっとも確実な方法ですが、術後の制約などもあり、落ち着くまでにはある程度の時間も必要になります。
身近な多汗・ワキガ症の治療法
スキンケアで多汗やワキの臭いに悩んでいる方が多くいらっしゃいますが、ご本人が多汗症とワキガ症を混同しているケースがあるため、診断内容の説明を充分に受けてから治療を受けることが大切です。
最近よく用いられている多汗症・軽度なワキガ症の治療は、電気凝固法とボツリヌスA毒素による方法です。日常生活にまったく支障をきたさず、翌日から入浴ができて、誰にも治療したことが分からない、短時間(10~30分)で治療可能な方法です。
よく言われているプチ手術的方法なので、改善度や効果期間が限定されます。
多汗症・ワキガ症の治療にはいろいろな方法があるので、症状の程度を診断を受けた上で、日常生活に支障のない方法を選択するか、手術的方法を選択するか、充分な説明を受け医師と相談して決めましょう。
ほくろのレーザー治療
レーザー光線治療は形成外科・美容外科の場合、皮膚疾患を高密度の強力な光エネルギーを短時間に照射し、できるだけ周りの細胞や組織に損傷を与えずに治療する方法です。光の波長によって治療する疾患が異なり、ほくろの治療のレーザーと、しみ・しわ・あざを治療するレーザーは異なります。また、照射後の治療経過も異なりますので専門医の説明をお聞きになることが大切です。
ほくろの治療は小さいほくろの場合、以前は電気メスで焼却したりしていましたが、最近は炭酸ガスレーザー治療が行われています。
レーザー治療でも消しゴムで消すようなわけにはいきません。
きれいに治すためには術後の毎日のスキンケアが必要で、治療部位をぬらすことは避けて頂きます。
大きなほくろは切除摘出することが原則ですが、美容的に浅く切除する方法もあります。しかし、再発がありますのでお勧めできません。
最近の目の周囲やほうれい線のしわの治療
しわの治療にはRFによる高周波治療や、レーザーピーリングがよく行われています。とくにRFによる高周波治療は、痛みも少なく施術後の赤みも少ないため、化粧ももちろん可能で日常生活に支障はありません。レーザーピーリングはシワのほかに皮膚の肌理(きめ)、にきび跡、毛穴の気になる方に有効な治療方法ですが、痛みがあるのが問題です。
RFの治療を行いながら、従来から行われているヒアルロン酸注入や、ボトックス注射による治療方法を行います。また、部分的に表情筋を引き締める薬用の化粧品を使用します。治療回数は治療方法によって異なりますので、専門医より十分に説明をうけて頂きます。
シワの治療においても、予防は大切です。治療後も紫外線予防と老化予防のスキンケア、ビタミンCを中心にサプリメントを摂取することを心掛けてください。
メディカルスキンケア
美容外科・形成外科では、二重まぶた・眼瞼(がんけん)下垂・フェイスリフト・粉瘤(ふんりゅう)などはもとより、シミシワ・ニキビ・ニキビ痕などの治療においても、IPL,レーザー、レーザーピーリング、そしてRF(高周波)による治療が行われています。このような治療は数週間から数カ月経過を診ていかなければなりません。その間の日常のスキンケア、治療が終了してからのスキンケアは質の高い一貫性を持ったケアが必要になります。
また、医学的スキンケアトレーニングを受けた医療関係者の下、医学的な理論のもとに質の高い一貫性を持った化粧品(老化予防化粧品・美白の化粧品)を提供します。
そしてレーザー、IPLなどの後治療や単独の治療としてメディカルスキンケアが充実している医療機関で相談されることをおすすめします。