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コラムを読む

睡眠と疲労

疲労は疲れを自分で「疲れた」と認識した状態です。体の不調、したくない無気力感などのいろいろな自覚症状で感覚―認知という脳の高次機能中枢いわゆる「メインコントローラー」による訴えで、発熱、痛みとともに「体の3大アラーム」のひとつです。このアラームをそのままにすると死んでしまうこともあります。疲労についての調査で、15歳から65歳までの回答者の6割が「今疲れている」と答えています。このような疲労を「睡眠」という休息方法でリセットして、体や脳が再び活発に活動できるようにすることができます。「睡眠」というリセットをしなければ重大な様々な症状が生じます。運動によってある程度疲労はリセットできますが、疲れ果てた脳は「睡眠」「眠ること」で初めて休息、そして脳をはじめ様々な臓器をリセットする機会を得ることができます。そして、「強く眠りたい」と欲する本能的欲求である眠気の時は疲労における警報です。この状態は眠たいにもかかわらず、かえって眠りが浅く不快感が生じたり、胃腸の調子も悪くなり食べられない状態が生じたりします。この時は分子量が小さく消化に良いアミノ酸(BCAA)とビタミンB群をとることを勧めます。また、睡眠中は呼吸や心拍など自律神経をコントロールする脳以外はほとんどの脳の機能は低下し、この積極的機能低下、機能遮断が疲労回復にはとってもたいせつです。「時は金なり」いう言葉がありましたが…。速さ(迅速性、効率性)を優先することによって最終的に犠牲になるのが「睡眠」です。速さと利益が重要視される時代の犠牲者です。そして、今は糖分や脂質の取り過ぎに神経を払い過ぎ、また、ダイエットもし過ぎて、逆に欠乏状態になる方も多く、多彩ですが、バランスの良い食事をとり、寝る時の携帯を見る欲望や欲求を抑えて、充分な睡眠を取ることがとっても大事です。
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適切な診断と治療、治療結果の検証を重視。わかりやすい説明で地域の信頼も厚い

国道228号線沿いに位置する治(はる)耳鼻咽喉科は、親しみやすさが印象的な建物をはじめ、院内の子どもを意識したやさしい雰囲気や、診察室はプライバシーに配慮して完全個室化されるなど、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に通院できるクリニックだ。山口治浩院長は、適切な診断と治療、治療の経過と結果の検証をモットーに、日々の診療に取り組んでいる。特に耳鼻咽喉科領域は、患者が直接見られない部分が多いため、ファイバースコープの画像や聴力検査の結果なども目に見えるかたちで、より分かりやすい説明に努めている。また感染症のスペシャリストとして、ウイルス感染による一般的な風邪に対しても積極的に細菌検査を行うなど、的確な診断と最適な抗生物質の選択・投与による早期治癒を心がけている。「抗生物質に抵抗感のある人も多く、長期間にわたる投与は好ましくありませんが、適切な抗生物質の高用量・短期投与は化学的にも有効で、副作用も少なく、耐性菌の発生も抑えられる治療法です」と山口院長。特に小児では早めに適切な治療を行わなければ、中耳炎や蓄膿症(副鼻腔炎)を発症することも多いため、「鼻汁などが10日以上続く場合には他の病気も考えられますので、感染症の専門医である耳鼻科への受診が大切です。気軽にご相談ください」と話す。
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成人の視力障害原因の第1位は?

Text by 江口眼科病院 杉本 哲理
現在、成人の視力障害の第1位は糖尿病網膜症です。糖尿病網膜症は糖尿病に伴う3大合併症の1つで、その程度は様々ですが、場合によっては失明することもあります。眼の網膜は細い血管で構成されていて、糖尿病により血液中の糖分が増え粘度が高くなると、網膜血管がつまってしまいその結果、網膜に血液が循環されなくなります。これが原因となって網膜に出血や浮腫を起こしたり、硝子体に出血を起こし、視力が低下すると考えられています。糖尿病網膜症にならないための一番の予防は血糖のコントロールです。糖尿病網膜症の進行スピードは人それぞれ異なりますが、血糖のコントロールが悪ければ悪いほど、悪い期間が長ければ長いほど、糖尿病網膜症は早く進行することが知られています。また、高血圧や高脂血症も糖尿病網膜症の進行の危険因子であることが知られています。これらを改善するためには内科へ定期通院し、全身管理を継続的に行うことが大事と考えられています。我々、眼科医は採血データの中でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を指標にして、網膜症の進行を予想しています。眼科と内科の連携には糖尿病手帳というものがあり、HbA1cも記載されますので、是非利用してください。糖尿病網膜症は初期には自覚症状に乏しく、視力の低下など自覚症状が出てきた時には病気がかなり進行していることがあり、場合によっては視力の回復が難しいことがあります。しかし、早期から眼科を定期的に受診し眼底検査をしていれば、必要な時点でレーザー治療を行え、病気の進行をある程度予防することが可能です。糖尿病になったら、たとえ自覚症状がなくても、定期的に眼科を受診してください。また、血糖のコントロールが落ち着いていても、糖尿病網膜症は数十年してから発症することもありますので、最近通院されていない方もこれを期に一度眼科を受診されてはいかがでしょうか。
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感染性胃腸炎に注意しましょう

Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
感染性胃腸炎はウイルスや細菌などの微生物が原因となって起こる感染症で、発熱、腹痛、嘔吐、下痢が主な症状です。食物が原因の場合は「食中毒」とか「食あたり」などともよばれますが、嘔吐で空気中に飛散したり人の手への付着を介して微生物が口から入って起こる場合もあります。原因微生物としては黄色ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、ウエルシュ菌、ロタウイルスなど多くの種類がありますが、中でも感染力の強いノロウイルスはウイルスの数が10~100個という少数でも感染が成立するとされておりしばしば食中毒の集団発生の原因となります。最近では新型コロナウイルスも原因の一つにあげられます。報告により差がありますが概ね新型コロナウイルス感染者の5%程度が胃腸炎症状を呈すると考えられ注意が必要です。どの微生物が原因であるかは、食べた物の内容や摂取から発症までの時間などの情報からある程度推定できる場合もありますが、確定するには便から微生物を検出する必要があります。しかしほとんどの感染性胃腸炎は自然に治る傾向が強く数日で治癒する場合が多いので、特に成人の場合多くは実際には検査は行われていません。治療は整腸剤の内服や水分補給・点滴など対症治療が基本となります。胃腸炎における嘔吐や下痢は生体の防御反応でもあるので、無理にそれらを止める治療は行わない方が良いとされています。抗菌薬が有効な細菌が原因の場合でも全例で投与するわけではなく、小児や高齢者のような悪化しやすい方や重症例で必要に応じて投与を検討することになります。なおウイルスに有効な薬剤は今の所ありません。夏は感染性胃腸炎が多い季節です。予防のために手洗いは石鹸でこまめに行い、食品の衛生管理には十分気をつけましょう。
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草刈りするときには必ず保護眼鏡を

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
これから夏になってくると雑草が気になる季節になってきます。本格的に草刈りをするときにエンジン付きの草刈り機を使っている方もよく見かけますが、これが目にとって大変危険な作業です。先端に円盤状のこぎりが付いている草刈り機では、落ちている石ころやドリンクの缶などを引っかけて目にけがをさせることがよくあります。特にドリンクの缶の場合、砕けた金属片が目に当たると角膜(かくまく―黒目)を貫通して水晶体(すいしょうたい)や眼底(がんてい)にまで突き刺さってしまうことがあります。ですから、草刈りをするときには、汗をかいたりしてじゃまになることもあると思いますが、必ず保護眼鏡をかけるようにしましょう。同じように保護眼鏡をかけずに作業していてよく見受けられる目のゴミには、サンダーで金属を磨いている時に入るゴミがあります。飛んできて角膜の表面に突き刺さっている金属のゴミは茶色に変色していて、たとえほんの0.5ミリ程度の小さな物でも角膜の半分くらいのところまでめり込んでいるときが多いのです。金属の場合、ゴミが付いてから1~2日でも放置すると、サビがしみ込んで来てゴミの周辺が白っぽく変色して来ます。そうすると、一度異物をとっても炎症がなかなか引かないため後日再度こすり直す必要がある場合もあります。上まぶたの裏側に引っかかっているゴミでよく見かける物で意外な物があります。それは「スクラブ洗顔の粒」です。スクラブ洗顔とは、チューブに入っている洗顔石けんの中に汚れやお化粧が良くとれるようにと細かいつぶつぶが入っている物です。この粒が目に入ると、まぶたの裏側に入り込んで引っかかりやすいのです。意外と長時間溶けないで残っているので、いつまでもごろごろしています。顔を洗うとき薄目をあける癖のある方で、何度も繰り返し病院にいらっしゃる方がいます。
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