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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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妊娠期の口腔ケアText by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
妊娠すると体の変化が起こりますが、そのうちの1つに酸っぱいものが欲しくなるなど、嗜好に偏りが生じることがあります。これはホルモンバランスや唾液の量の変化が影響を及ぼしているといわれています。また、つわりはほとんど症状の無い方から、吐くことが多くて脱水症状になり、点滴を受ける方まで個人差があるようです。つわりがひどければ、歯ブラシを口の中に入れるのが大変困難になります。妊婦さんの歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)からは、増加するエストロゲン(卵胞ホルモン)を好む歯周病原細菌が多く検出されます。また、プロゲステロン(黄体ホルモン)も増加することで炎症が起こりやすくなります。これらは歯肉炎を起こし、妊娠性歯肉炎といわれています。このような歯肉炎を防ぐために、歯科医院でのメンテナンスを行っていきたいところですが、つわりがひどい場合はなかなか歯科医院まで来院されるのが困難です。その場合はご自身でのセルフケアが必要になりますが、まずは安静にして体調が良い時間帯に歯磨きをするのがいいでしょう。歯ブラシは小さめの物を選んで小さく動かし、歯ブラシが舌に当たるのを避け、嘔吐感を少なくします。歯磨き粉は臭いと味の刺激の少ないものを使い、顔を下に向けて歯磨きし、歯磨きの後はぶくぶくうがいをします。メンテナンスが十分でなければ、歯肉炎だけでなく虫歯も悪化しがちです。妊娠していない方に通常処方される痛み止めのお薬は、妊娠中の服用は避ける必要がある場合があります。痛みが生じて痛み止めのお薬が必要な場合は、歯科医院でご相談の上、処方していただいた方がいいでしょう。
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顔面けいれんと三叉(さんさ)神経痛Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
患者さんから時々耳にする言葉に「顔面神経痛」というのがあります。昔のことは知りませんが、少なくとも私が脳外科を学び始めてからは、正式名称として、このような病気は聞いたことがありません。一方、顔面けいれん(正しくは半側顔面けいれん)と三叉神経痛という病気があります(さらに紛らわしいものに、顔面神経麻痺というのもあります)。おそらく、顔面神経痛という言葉は、これらの言葉が混同されて広まったのではないかと考えます。今回は顔面けいれんと三叉神経痛についてお話します。顔面けいれんは、自分の意志とは関係なく、顔がピクピクとけいれんする病気です。三叉神経痛は顔が痛くなる病気で、歯科治療のとき、歯の神経に触られた時の刺すような鋭い痛みが、顔に生じます。顔面けいれんと三叉神経痛は、症状は違いますが、症状が出るメカニズムは似ています。基本的にはどちらも、頭の中で顔面神経、三叉神経それぞれの神経を血管が圧迫しているために、刺激を受けて勝手に顔がピクついたり、顔が痛くなったりするのです。したがって、根本的な治療は、手術でこれらの神経と血管の接触を離してやることになります。しかし、どちらの病気も命を脅かすものではありませんので、頭の手術をためらう患者さんも多くいらっしゃいます。そこで代わりの治療法として、飲み薬によるものや、放射線照射、注射による方法などがあります。それぞれの治療方法には長所と短所がありますので、どの治療法を選ぶかは、お医者さんと相談するとよいでしょう。命に危険がない病気といいましたが、顔のけいれんは外見に影響するために、社会生活に大きな影響がありますし、三叉神経痛は、「歯の痛み」と同じ(歯の神経も三叉神経です)ですので、どんなに辛い痛みであるかは、すぐに想像できます。ごく稀に脳腫瘍が原因となることもありますので、まずは脳外科でキチンと診断を受けることが治療の第一歩です。つらい症状を我慢しないで脳外科に相談してください。
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中学一年生・高校三年生のMR(麻疹・風しん)ワクチンを忘れずにText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
ここ数年、大学生を中心にして麻疹が流行しています。新聞などでずいぶん報道されましたから、皆さんも記憶に残っていると思います。麻疹は昔から「命定め」と言われるように、子どもたちが罹(かか)ると命と引きかえになるほど、恐い感染症として知られていました。
昭和53年から麻疹ワクチンが始まったことにより、日本人には、あまりみない病気、命に関わったことなどは忘れられた病気になりました。 一般の人にはあまり関心を持たれない感染症ですが、欧米ではSARSや新型インフルエンザと同等かより以上の警戒感を持って対策に労力を費やしている病気です。2006年に小児科医にとって念願の麻疹ワクチンの2回接種が、風しんを合わせての接種として始まりました。 さらに、日本から麻疹そのものをなくすことを目標に昨年から中学1年生、高校3年生に対する5年間限定のMRワクチンの無料接種が始まりました。 麻疹が流行して一番困るのは本人に脳炎が起こって麻痺が残ったり、植物状態になったりすることですが、麻疹ワクチンを打つことができない1歳未満のお子さんが流行のために麻疹に罹ると、数年から数十年後に同じように脳炎の症状が出て、重い障碍(しょうがい)を残すことが知られています。 自分自身が麻疹にかからないことも重要ですが、多くの子どもたちがワクチンを接種することによって、流行そのものを起こさないようにすることが最も重要なことです。 そのためには、接種可能な子どもたちの95%以上が、麻疹に対する抵抗力をワクチンなどにより確保していなければなりません。 ここ数年、函館地区では麻疹の流行がほとんどありませんので、ワクチンをしない限り抵抗力を確保することはできません。今年、大学生になった多くの人たちは、大学側から、麻疹ワクチンの2回接種の証明や抵抗力がどれくらいあるかの数値を採血して提出するように求められています。 各市町村から連絡が来ていることと思いますので、できるだけ夏休み前までにワクチンを済ませていただくようお願いいたします。 |
矯正歯科と唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)Text by みはら歯科矯正クリニック 村井 茂
『ロ蓋裂矯正歯科の健保導入の歴史』「北海道苫小牧市内に住む建築業、竹田洋一郎(仮名)さん・・・・生まれて間もない三女の和美ちゃん(生後三力月)の小さな体が裸のままつぶれたようにタタミの上に倒れていた・・・・竹田さんは自分の車で近くの病院に和美ちゃんを運び込んだ。が、すでに死んでいた。・・・昭和50年5月25日夜のことだった―」これは、1976年毎日新聞北海道支社発行の「谷間の口がい裂児たち―この子らに健保を」の書き出しの部分です。私が卒業直後に大学に勤務し唇顎口蓋裂の治療に携わっていた時期に発行された本で、現在まで歯科医としての私に強く影響を与え、いずれは函館に帰り、口蓋裂児によりよい環境を地方都市で作ろうとの思いを強く抱きました。その後、歯科医としては地方都市では矯正歯科を学ぶ方が効果的と考え、口腔外科から矯正歯科へ移り、米国、カナダの唇顎口蓋裂施設の視察を経て、市立函館病院歯科口腔外科に勤務。現在、当院で唇顎口蓋裂患者の治療にあたっております。「チームアプローチが必須」口唇顎口蓋裂を持つ子供を殺害した事件後、矯正歯科の保険導入の働きかけがコロンビアトップ議員の国会質問により始まり、1982年にようやく保険導入が開始され、はや25年を経過しております。30年前は、出産直後の産院で、手術をしたようですが、現在では、形成外科医、その中でもこの疾患についてトレーニングを積んだ医師のみが、携わっております。言語や心の発達の時期と重なり合うため、言語治療士と歯科医その他の医療従事者によるチームアプローチの下、治療が行われております。治療も出生直後の形成外科および術前矯正歯科治療から始まり、矯正歯科治療が一応めどがつく、17、8歳までと長期にわたります。障害の程度はそれほど重度ではありませんが、心のケアを含めた長期的な展望と年齢を考えた治療ステップを計画する必要があります。また、毎年、この疾患に関する「日本口蓋裂学会」が開催され、日本の治療水準も、世界でも優れている国となってきております。
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男性の性(10)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
昨年大晦日の紅白歌合戦には25年ぶりに女性デュオの『あみん』が出場し、1982年最大のヒット曲『待つわ』を歌ったそうですが、1982年頃、僕は女にふられてばかりの大学5年生で、その歌を聞いたことはあったけれど、そんなにヒットしたとは知りませんでした。
『あみん(アミン)』といえば、食人大統領の異名を持ち、ボクシング・アフリカヘビー級チャンピオンでもあった2mを越す大男、当時、アントニオ猪木との異種格闘技戦の噂もあった、大虐殺を行ったと言われるウガンダの独裁者アミンを思い浮かべてしまい、『待つわ』を歌っていた方には『変な名前の歌手だなあ』くらいの興味しかありませんでした。 歌の世界では『待つわ』にしても三木聖子・石川ひとみが歌った『待ちぶせ』にしてもオンナの方が待っているイメージが強く、演歌ではさらに“男が船で女は港”的な歌詞が多いけれど、1982年ちょうど僕は、旅先でのデートの待ち合わせで6時間待たされた苦い経験があり(当時は携帯電話もなく知らない土地での待ち合わせではただ待つしかなかった)、だいたいその頃の僕は(今でもそうだけど)、いつも待たされるのはオトコの方だと思っていたので、オンナから『待つわ』などと言われても『ケッ』と思ってしまうひねくれ者でした。 文学界きってのモテ男だった、吉行淳之介はエッセイの中で待ち合わせの心得として『25分待ってタバコを一服し、それでも相手が現われなければ立ち去る、そうしなければオトコとしての面目が立たない』という旨を書いていて、吉行淳之介といえどもやはりオンナには度々待たされていたんだなあと少し安心します。 まあ、オンナの方は出かける時に、服や靴を選んだり髪を整えたり化粧をしたり爪を塗ったり首輪耳輪腕輪指輪足輪などを装着したりで、オトコと違って手間がかるんだなあ、と最近は多少は解っては来たけれど、当時はそういうところまで思いをはせるゆとりがなかったのだと思います。(つづく) |








