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コラムを読む

風に当たると涙が出てきます

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
空気が冷たくなる冬場や風が強くなる春先になると、外出時に涙が増えるという方が多くなります。涙は涙腺(るいせん)から出てきて目を潤すと、目頭にある涙点(るいてん)から鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の穴に捨てられます。そのどこかが狭くなると涙目になってしまいます。また、白目の表面の結膜(けつまく)がたるんでくると涙点を抑えて涙目になったり涙がくっつくので不快感が出てきます。治療法としてはまず涙の量を減らす点眼薬を使ったり、風が目に当たらないようなカバーの付いた保護眼鏡をかけてみます。涙点や鼻涙管が狭い場合には切って広げたり、シリコンチューブを入れて狭くなっているところを広げる手術をします。白内障の方は目がぼやけるのを涙のせいに感じる場合もあります。
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男性の性 31

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
(1~30は、函館医療情報のページで読むことができます)精子の話。精子はイラストやマンガでオタマジャクシのように描かれることが多いと思いますが、実際に顕微鏡で見ても、本当に丸く大きな頭部と細長い尾部からなり、採取したばかりの精子はほとんどがオタマジャクシの様に活発に動き回っています。精子の質と量(数・奇形率・運動能など)は、喫煙・飲酒・ある種の薬物・性交(射精)頻度・陰部の温度・長時間の座位や自転車等、に影響を受けることが判っていますが、最近、季節によっても精子の質と量が変動することがイスラエルからの報告で明らかになりました。考えてみれば、ほとんどの動物の繁殖には季節変動があり、“発情期”と称される時期を明確に持っている動物も少なくないので、高度に文明化した人間でも、野生動物としての精子季節変動が残っていても不思議ではありません。不妊治療を受けている6447組のカップルから得られた6455の精液サンプルを対象として検討したところ、正常精子数の男子では、精子濃度(1mℓ中の精子数)は春と冬で高く、夏と秋では低かったそうです。また、高速運動精子(元気よく活発に運動している精子)率は、秋と冬で高く、春と夏は低いそうです。正常形態精子率は冬が最も高く、夏と比べると優位に高かったようです。これらは、あくまで男性側の因子のみについての結論ですが、子供をつくりたい場合は、夏よりも冬に性交したほうが妊娠する確率が高いことになります。なお、男性不妊症の診断に用いる精液検査の方法や正常値が2010年に世界保健機構(WHO)により推奨されたことにより、一般の泌尿器科や産婦人科医院ではこの推奨通りに精液検査を行うことが難しくなり、専門の不妊症外来を持っている施設で検査を受けることが薦められています。
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目に液体が入った時

Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
洗剤や漂白剤、仕事で扱う薬品などが目に入ると、液体中の化学物質により目がやけどします。具体的には目の表面やまぶたの裏がただれ、炎症が起こります。化学物質のなかには、眼表面のバリアーを壊して深くまで浸透し、視力障害を残す物もあります。どの化学物質も、接触時間が長くなればなるほど傷害が強くなる点がポイントです。そのため、運悪く目に液体が入ったときは、すぐ病院に行くのではなく、できるだけ早く流水で目を洗いましょう。水道水でかまいません。できれば10分以上洗眼して下さい。目をつぶっていては意味がないですよ!実際に行うと10分は長く感じると思いますが、その後を左右しますのでがんばって下さい。洗眼を終えた後に、眼科を受診しましょう。目に液体を入れた本人は慌てていますから、周りにいる人がぜひアドバイスしてあげて下さい。
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メタボ健診がやってきます!

Text by はら内科クリニック 原 信彦
函館市では、6月より特定健診~いわゆるメタボ健診が始まります。「メタボ」とは?
最近よく耳にしますね!
ここでおさらいをしましょう。メタボとは~メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を略したもので、名前の通り、内臓に脂肪が付いて、高血圧症・糖尿病・高脂血症などの動脈硬化を悪化させる病気を引き起こす状態です。メタボリックシンドローム(以下メタボ)の定義は、肥満について内臓脂肪の蓄積を空腹時の臍(へそ)の周りの長さで規定しています。男性、85センチメートル、女性、90センチメートル以上がチェックされます。この内臓肥満があることが必須条件です。そして次にあげる3項目のうち2個以上に該当するとメタボと診断されます。血圧について~収縮期血圧が130以上、または拡張期血圧が85以上空腹時の血糖値が110以上血清脂質について~HDL―コレステロール(善玉コレステロール)が40未満、または中性脂肪が150以上みなさんどうですか?上記がメタボの定義なのですが、今回の特定健診では、肥満については、臍周囲径以外にBMIが25以上あれば肥満として同様にチェックされます(BMIとは、身長と体重の関係から算出した肥満度を表す数値です。18以上25未満が正常で、25以上は肥満です)。また、空腹時血糖は100以上で引っかかりますし、空腹時血糖が採血できなければHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)5.2%以上を糖尿病予備軍としてチェックされるようになっています。そのため、今回の健診ではいわゆるメタボより軽症の方もチェックが入りますので、気を付けてください。メタボ健診をよい機会として、動脈硬化や、糖尿病、高血圧などの生活習慣病になるまえに、ご自身の健康に目を向けることもいいのではないでしょうか?
内臓脂肪は、皮下脂肪よりも減りやすいようですから、メタボ予備軍のうちにしっかりと保健指導を受けて、悪い生活習慣を正して健康を手に入れましょう!
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病気の予防、検査と薬

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
「雨やんで傘忘れる」とか「喉元過ぎて熱さ忘れる」などと言いますが、多くの人は、痛みなどの症状がある間は真面目に病院へ通いますし、薬もキチンと飲みます。しかし、一旦症状が消えると、病院にいくのは面倒ですし、服薬もさぼりがちになります。また、実際に病気した人なら「二度と、ああいう思いはしたくない」と考えるでしょうが、健康診断で異常を指摘された程度では、なかなか治療する気にはなれないでしょう。高血圧患者さんから、「肩も凝らないし、頭も病まない。めまいもない。何ともないのに、薬は飲まなきゃダメかい?」「検査は要らない」などと言われます。なるほど、痛くも痒くもないのに薬を飲み続けるのは大変です。経済的にも負担がかかります。でも、困ったことに生活習慣病のほとんど(全てと言ってもいいかもしれません)は、自覚症状がありません。特に脳卒中は、症状が出たときには手遅れです。だから、「隠れてる」病巣(いわゆる“隠れ脳梗塞”など)を見つける努力をするのです。何とも無いのに健康維持の努力をする動機付け、自らにやる気を引き出すためにお勧めするのが、定期的な健康診断や各種の検査です。MRIなどの目に見える形にする検査や、血液検査など結果を「数値」であらわす検査などをすると目標が出来るので、治療を継続する意欲、意志が持てるようになります。病気の予防には、薬に頼らず生活習慣を改善することが理想的ですが、長年の生活習慣はなかなか変えられません。また、生活習慣改善の効果が出るまで時間がかかります。病気の不安を少しでも早く軽くしたいとか、病気予防を急ぐ場合には薬の手助けが必要なこともあります。こう言うと「薬には副作用が…。」と心配される方も少なくないでしょう。確かに、どんな薬にも副作用はあります。昔から「毒にも、薬にもならない」などと言いますが、実は毒にならないものは、薬にはならないというのが正しいと考えます。逆に、副作用の心配もあるから、定期的に検査をする意味もあるのです。
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