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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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涙道内視鏡(るいどうないしきょう)を用いた新しい治療Text by 江口眼科病院 昌原 英隆
冬になると涙が多いと気付かれている方も多いと思いますが、涙の分泌は冷たい刺激でより出やすくなっているからです。涙目の原因はいろいろあり、調べても原因がはっきりしない症候性流涙症も多いです。しかし一方で、涙が目から鼻へ流れる道である涙道が詰まった「涙道閉塞症」の治療に「涙道内視鏡」が登場し、従来の治療に比べて、安全で成功率が高い治療が可能となってきています。以前は、ブジーという針金で手探りで詰まった箇所を開通させていましたが、いまでは「涙道内視鏡」により、モニターを見ながら治療することもできるようになりました。また最近では、「鼻内視鏡」という鼻から涙道の開口部を見ることのできる内視鏡と組み合わせて治療することもでき、治療法は従来と比べて進歩しました。気になる症状がありましたらお近くの眼科医に相談してみて下さい。
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ワキガ・多汗症の手術治療Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
夏、汗をかくことは自然現象で熱射病を防ぎ、体温調節を行う大切な体の機能です。汗を罪悪視する風潮は困ったものです。汗をイメージするとワキガ、多汗症のイメージに誘導する商業的イメージ戦略も問題だと思います。しかし、現実に脇のにおいに悩み、ワキガなのか多汗症なのか分からず、またはワキガだと思い込んでいる方も沢山いることも事実です。ワキガ、多汗症にお悩みの方はデオドラントを使用しながら、非常に気を使い、綿の下着を避け通気性の良い素材を注意しながら使用して生活しています。においが気になってしまうと日常生活に支障をきたしてしまう方も多いのです。ワキガ・多汗症の治療法は施術後生活に支障がきたさない電気分解法や主として多汗症の治療としての短期間効果(6ヵ月程度)のボトックス注射治療があります。電気分解法は麻酔が必要ですが、ボトックス注射では麻酔必要がありません。どちらも施術時間は30分以内です。外科的治療は長期間の高い効果を期待する方法として、保険診療で、切開法の皮弁法、皮膚有毛部切除法などがあります。このような方法は切開した傷跡も大きく、入院が必要です。自費治療による方法で、マイクロキューサー(超音波メス)、クアドラカッターによる吸引治療は手術後の傷跡が小さく、事務的仕事が可能な安静度です。入院する必要はありません。手術時間は両脇で2~3時間かかります。最近は、電磁波(マイクロ波)を使用する方法もありますが、まだはっきりとした実証は分かりません。治療方法は効果の程度、効果期間、安静度、傷跡の大きさ、施術時間が異なります。形成外科医、美容外科医など熟練した専門医のアドバイスを受けてから治療方法を決めて下さい。
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肥大型心筋症Text by 榊原循環器科内科クリニック 榊原 亨
谷啓が、「ガチョ~~ン」と言いながら前に突き出した手を肩もみのように動かすしぐさをしていましたが、あれは心臓の動きかたに良く似ています。心臓は1センチの厚さの筋肉でできていて、三角すいの形をしています。「ガチョ~~ン」で言うと、手のひらから指先の方に血液がピュッと飛ぶと心臓そのものの働きになります。心臓の壁の一部がひとりでに厚くなるのが、肥大型心筋症です。ただ心筋が厚くなるだけなら問題はないのですが、危険な不整脈の原因になったり、心不全になったりするのが困ったことです。もし、親指の先が2倍くらいの太さにはれ上がっていたら、「ガチョ~~ン」をした時に、他の指の先に親指がくっついて、手の中に雪球を握れるくらいの丸いすきまが出来ると思います。心臓でこれが起こると、全身へ出ようとしていた血液が心臓から出られなくなります。こんな風に心臓からの出口が閉まる状態のとき、肥大型心筋症のなかでも特殊な「閉塞性肥大型心筋症」と呼んで、通常の心筋症と区別しています。閉塞性の場合、上の血圧が130だと心臓の中の圧は230くらいになることもあります。こんな人では、胸が痛くなったり、歩くと息切れを感じる心不全になったりします。これまでは、閉塞性の人は肥大型心筋症のうちの3割くらいだろうと考えられていました。最近、運動した後に心臓の中と大動脈の圧を測ってみると、安静なときにはなかった圧の差が、運動後には50以上に増えることもあることがわかってきました。安静時にはあまり症状がないのに、歩行などの運動をすると息切れや動悸が強い人、心不全を繰り返し起こす人は閉塞性なのかもしれないと考えて検査を行う必要がありそうです。治療としては、心臓の動きを少し抑える薬を使うか、厚くなって血液の流れを邪魔する心筋を削り取るような治療を行うか2つ以上の選択肢があります。どんな治療がよいかは心臓を詳しく調べて、状態を把握してから決定することになります。
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痛みやシビレとの付き合い方についてText by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
この原稿を書いているとき、丁度、東京パラリンピックが閉会しました。日本での開催なので、時差がないため、色々な種目をテレビ観戦できて、大変感動しました。“失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。”これは、パラリンピックの創始者とされるグットマン博士の言葉ですが、今まで、この言葉は知りませんでしたが、神経の病気で機能を失った患者さん達を診てきた私も、同様の言葉を患者さん達に掛けてきました。さて、手足が麻痺して動かせないことだけでなく、痛みやシビレがあることも、機能の喪失と考えられます。つまり、患者さん達は「痛みやシビレのために、○○が出来ない」と訴えます。治療に関わる人間は、様々な方法で、その痛みやシビレを取ろうとしますが、残念ながら、完全に痛みやシビレを取り除けることは多くありません。先日、ある鎮痛薬のパンフレットの言葉に目が留まりました。「痛みがなくなることを治療の目標にせず、痛みはあるけれど、○○ができることを目標にしましょう」というものでした。患者さん達の痛みを無くして欲しいという気持ちはよく分かります。でも、完全に症状が無くなることを目標にすると、得てして不満だけが残り、病気が悪化しているような気になってきます。私は最近、患者さん達に、「痛みやシビレがある」今の状況から、「痛みやシビレはあるけど、○○が出来るようになる」ことを目標にするようにお勧めしています。これはまさしくグットマン博士の言葉と相通ずるものがあるでしょう。病気で出来なくなった状態を嘆き悲しんでばかりいるのではなく、病気の症状を抱えたままでも、出来ることを増やす努力をしていくことが、充実した生活を送るのに役立つと考えるのですが、どうでしょうか。
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歯科における無痛治療について!Text by にしかわ歯科本通りクリニック 西川 卓志
歯科治療を受けた経験のある方にとって、歯科治療中の痛みは「イヤ」なもので、歯科へ行こうと思っても、痛みを思い出すと足が向かない原因の一つでもあります。現在、麻酔液の進歩や良い抗菌薬のおかげもあり、麻酔を行うことによって、痛みをほぼ感じずに治療できます。しかし、その麻酔の注射自体が「痛い、怖い」という声を良く耳にします。ここでは、痛みの少ない麻酔注射方法についてご紹介いたします。①表面麻酔の使用(注射の前に、軟膏の様な物を1分くらい置くことで、除痛できます)②麻酔液を適温に温める(体温近くまで温めることで、除痛できます)③細い注射針の使用④電動麻酔注入器の使用(麻酔液の注入する圧を軽減でき除痛できます)現代の歯科医院では、このように痛みが少なく、患者様が楽に麻酔できるように、種々の努力をしています。ただ、今後行われる治療の説明など、医師と患者様とのコミュニケーションが良好なことが安心した治療を受けられる要因の一つでもあります。歯科医院でも説明の努力はしていますが、何か不明な点や疑問点などあれば先生やスタッフに聞いて頂き安心した治療を受けて頂くのをお勧めいたします。
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