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腹八分とはよく言ったものText by はら内科クリニック 院長 原 信彦
最近健康診断で肝機能障害はありませんでしたか?自粛による巣ごもり、なんとなく運動も控えがち、いわゆるコロナ太りの患者さんが目立っています。アルコールを飲まなくても、肝機能障害は起こります。いわゆる脂肪肝です。この脂肪肝には、最近、曲者がいます。全く症状がなく、徐々に進行して、気が付いた時には肝臓の終末状態になってしまう、非アルコール性脂肪肝炎「NASH」です。脂肪肝に、①肥満②2型糖尿病③下記代謝異常のうち2項目以上を合併する場合(ウエスト周囲罫の増大~男性90センチ女性80センチ以上・高血圧症・高中性脂肪血症・低HDLコレステロール血症・耐糖能障害いわゆる糖尿病予備軍・インスリン抵抗性・高感度CRP高値)をMAFD(metabolicdysfunction-associatedfattyliverdisease)代謝異常を合併する脂肪肝と呼ぶようになってきています。このMAFLDの方々が、NASHとなりやすいといわれています。あれ?でもこれって私かも?と思う方も多いと思います。いわゆる生活習慣病の重なっている状態です。治療も食事療法・運動療法によるダイエットが基本となります。運動療法は、消費カロリーの多いランニング等の有酸素運動が勧められていましたが、最近では、筋トレ等のレジスタンス運動も、同様に効果的であることがわかってきました。運動内容にかかわらず、脂肪肝の改善効果は、運動の実施時間に比例していることが報告されています。体重減少の効果は、7%の体重減少で肝臓の組織についた脂肪が取れてきます。10%の減量では、肝臓が固くなる線維化という現象が改善してきます。食事療法は、カロリー制限が重要であり、内容も炭水化物50%脂質20~25%に制限することが推奨されています。医食同源・腹八分とは、よく言ったものです。難しく考えず、脂っこいものを少なくして腹八分の食事を目指しましょう。残り物が出た場合、もったないといって食べずに、冷凍・冷蔵保存、もしくは、食べない努力を!フードロスの観点からは、食材を残さないで済む買い物をしましょう。
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目の下のくまや頬のたるみの治療、自分の血液で治療する皮膚の再生治療「セルリバイブジータ」Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)は、自分の血液を採って注入まで40分程度で行え、効果持続時間が2〜3年と、今までのアヒルロン酸やコラーゲン注射(6ヶ月程度)と比べ、数倍持続することが特徴で、現在一番よく行われている方法です。この方法の特徴は、2日程度の軽度の赤みはありますが、化粧は施術後2時間後よりできて、日常生活に影響が少なく、腫れも軽く、効果も徐々に現れ、急激な変化による不自然さがなく、自分の血液を使用するため安全性が高い方法です。セルリバイブ・ジータの中には各種の血小板内の成長因子が存在して、肌のたるみや色つやを改善する作用があるので、化粧をするときに気になる目の下のくまや頬のたるみの若返り治療に最適です。治療の流れはまず、施術前に施術後の経過説明を受け、その後、採血をして頂きます。
そして、施術部位に麻酔ジェルを塗り、15分程度待つ間に血小板濃縮処置を行います。 麻酔ジェルを拭き取って、最後に気になる部位に注入します。 痛みは麻酔ジェルを使用しているため軽度です。 注入時間は範囲によって異なりますが、3〜10分程度です。 治療と治療行程、経過、効果、今後の予防についてアンチエイジングの立場から説明致します。治療を受ける場合は、十分に治療計画を聞き、納得した上でご判断下さい。 |
間違ったコンタクトレンズの使い方Text by 藤岡眼科 藤岡聖子
最近は多種多様なコンタクトレンズ(CL)が発売され、装用開始する年齢も若くなってきました。CLはメガネに比べて視界も広く、見た目も自然で大変便利な物ですが、使い方を間違うと大変重症な感染をおこし、失明につながる怖い一面もあります。以下のNG項目をチェックして安全に装用しましょう。NG①:装用時間は適当、使い捨てタイプも期限を守らず使っている1日10時間位で外しましょう。CLに覆われている角膜は、酸素不足になりやすいのです。ましてや期限を過ぎたCLは汚れがいっぱい!汚れが原因で角膜に傷がついたり、アレルギー性結膜炎になったり、病気になることばかりです。NG②:外れたハードCLは、ちょっとなめて目に入れる口内には色々な雑菌が存在しています。それを目に入れてしまうことになり、感染のもとです。NG③:外すのが面倒でつけっぱなしで寝ている角膜の酸素不足が続くと角膜がはげたりします。本当に痛いです。その傷から感染すると重症な眼内炎となり、急激な視力低下を引き起こします。失明の危険性もあります。絶対にやめましょう!NG④:外してすぐにケースに入れている洗った清潔な手で、ケースの保存液も取替え、CLもよく洗ってからケースにいれます。つける時に洗うのではなく、外した時に洗うのです。外した時に洗わないとケースの中は細菌だらけ。細菌まみれの液に浸されたCLをつけていることになります。NG⑤:使い捨てコンタクトはもっぱらネットで購入しているCLは心臓に埋め込むペースメーカーと同じ「高度管理医療機器」です。CL購入時には毎回必ず医師の診察後の処方が必要とされています。眼鏡との大きな違いは直接目の表面に触れるので色々な危険性も伴います。眼科医の診察を定期的に受け、自分の目の形、サイズ、度数など適したものを選んでもらって下さい。
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歯やインプラントを長持ちさせるためにText by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
歯が無くなった場合、従来では入れ歯、ブリッジが一般的でしたが、それに加えて3つめの方法として、インプラント治療があります。これは、チタン製の人工歯根を、顎の骨に埋めることによりインプラントと骨が化学的に付着し、歯の代わりとなる画期的な治療法です。入れ歯が動く、よく外れて噛めない、という悩みをお持ちの方であればインプラント義歯という方法があります。顎の骨に埋入したインプラントに入れ歯をひっかけ、インプラントを入れ歯の支えにすることで、入れ歯がより噛めるようになります。また、骨の条件が良ければ着脱式の入れ歯ではなく、固定式の被せ物をインプラントに装着することも可能です。またブリッジではなくインプラント治療を選択することで、ブリッジの土台となる歯を削る必要が無くなり、歯の寿命を延ばすことにつながります。しかし、長期的にインプラントをお使いいただいたときにインプラントの周囲の骨を徐々に失っていく「インプラント周囲炎」という症状があります。これはいわば「インプラント版の歯周病」です。通常の天然歯の歯周病は、①歯周病菌、②患者様の感染防御機構や免疫防御の問題、③喫煙、ストレスなどの3つの原因が複雑に絡み合っていると言われています。そのうち、インプラント周囲炎にも1番目の歯周病菌が関わっている可能性が高いことが、我々の臨床研究(※1)などでわかってきました。つまり、インプラント治療後も歯科クリニックでの定期的なケアが有用であることがわかります。患者様の口腔ケアだけでなく、歯科クリニックを上手に活用して残っている歯やインプラントを長持ちさせましょう。1=土永浩史ほか:インプラント周囲炎と歯周病原細菌の関連性についての臨床的検討(日本口腔インプラント学会21,488-489,2008)
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黒目に白目がかぶさる? 翼状片(よくじょうへん)Text by 江口眼科病院 小島 正裕
翼状片とは球結膜(白目)が三角状に伸び、角膜(黒目)の上にかぶるようになる病気です。原因ははっきり分かっていませんが、紫外線やホコリなどによる慢性的な刺激といわれています。自覚症状は、初期にはごろごろとした異物感や充血を伴う程度ですが、少し進行してくると角膜がゆがみ、乱視が出てきます。さらに進行してくると視力の低下を認めます。初めのうちは経過を観察しますが、進行してくると手術が必要となります。手術は角膜にかぶった翼状片の切除を行い、さらに再発予防のため、結膜移植や細胞増殖を抑える薬剤の使用、または放射線治療を併せて行います。自覚症状がある、鏡を見て白目がかぶって見える、人によく白目が赤いといわれるなど気になることがありましたら、眼科で相談してみてはいかがでしょうか。
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