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子供の歯並びと矯正治療

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
日本人の子供たちの2人に1人は歯並びが悪く、矯正治療が必要であるといわれています。しかし、悪い歯並びの影響や矯正治療について、正しく理解されている方は少ないようです。矯正治療とは
出っ歯や受け口、八重歯など悪い歯並びや噛み合わせを、矯正装置を使って正しい歯並びにする治療を言います。入歯や差し歯で治すのではなく、矯正装置の力で歯を動かして治します。どうして矯正治療が必要なのか
健康・美容・精神面それぞれに必要があります。まず、悪い歯並びや噛み合わせは、お子さんの顎の形や顔立ちに影響を及ぼします。歯垢がたまりやすく、虫歯や歯槽のう漏の原因にもなりやすいのです。また、悪い歯並びを、学校でからかわれたり、お子さんが成人するにつれ、本人も気にするようになり、精神面で暗くなりがちです。国際化が進む現代社会において、美しい笑顔できちんと自己主張できることが重要な資質であり、口もとの印象の善し悪しが、大きくものを言ってくるものと思われます。矯正装置とは
以前、1本1本の歯に大きな金属性のバンドを取り付けていましたので、かなり目立っていましたが、現在はセラミックなどの透明な材質の部品を用い、症状に応じて歯に接着し、形状記憶合金製ワイヤー等にしなやかな弾性を利用して歯を動かしますので、目立たず治療できるようになってきました。治療費と矯正相談について
残念ながら現在のところ、「生れつきの顎の病気や、顎に著しい変形があり外科手術を併用する」以外は健康保険で治療することはできません。治療費は治療方法、治療期間によって異なりますので、ご本人とご家族の方に来院して頂き、歯並びの状態を拝見してから、ご説明することになります。治療を始めるかどうかについては、後日、ご本人、またはご家族の方に、ご連絡していただくことになりますので、お気軽にご相談ください。
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眼精疲労(疲れ目について)

Text by 江口眼科病院 金井 敬
眼精疲労を訴えて眼科を受診する方がたくさんいます。症状を詳しく聞くと、かすみ、眼の奥や周囲の痛み、ピントが合わない、異物感、まぶしい、首や肩の凝り等さまざまです。その原因は視力の低下、眼鏡やコンタクトレンズが合わない、老視、不同視、斜視(斜位)、ドライアイなどです。特に多いのは遠視や乱視があるのに、生活に困らないため眼鏡を掛けず無意識に調節をしている、老眼鏡を掛けずに近くを見続けているケースです。また眼鏡を掛けてはいるもののフィッティングの悪さが原因で眼精疲労が生じるケースもあります。つまり眼精疲労は“歳のせい”ばかりが原因ではないのです。眼精疲労を主訴に受診され緑内障や網膜疾患等が見つかることもあり、思わぬ原因が潜んでいるかもしれません。症状のある方は眼科で検査を受けてみてはいかがでしょうか?
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百日咳(ひゃくにちぜき)の予防は大切です

Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
今年、子供たちにとって、ワクチン接種で2度新しいことが起きました。ひとつは、口から飲んでいた生ポリオワクチンが不活化ワクチンになり注射になったこと。もう一つは、不活化ポリオワクチンと従来の三種混合(百日咳・破傷風・ジフテリア)ワクチンが一緒になって、四種混合ワクチンができたことです。不活化ポリオワクチンは子供たちから生ワクチンによるポリオ関連麻痺の恐怖を取り去ってくれました。四種混合ワクチンは三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを混ぜたワクチンですが、接種の痛みが一回減るという福音を与えてくれました。二つのワクチンは順調に供給され、滞りなく接種が進むはずでしたが、四種混合ワクチンは11月の開始早々に、不活化ポリオワクチンは11月の中旬から入手が困難なケースが発生しました。このような状態で一番恐れるのは、三種混合ワクチンの接種すらも控えられ、百日咳が流行するのではないかということです。百日咳は最近では国内で2008年頃に爆発的に流行したあとその後も年間五千件程度の報告があり、2008年には1名が百日咳により亡くなっています。2000年台に入ってから大人の百日咳の報告が増えています。大人の流行の状態から考えれば、百日咳の感染の機会は決して減っているということではなく、むしろ増えていると言っても過言ではないでしょう。赤ちゃんは生まれるときに、お母さんから多くの免疫を受け継いで来ますが、百日咳の免疫はお母さんから受け継ぐことができません。ワクチンをすることによってのみ、百日咳からあなたのお子さんを守ることができるのです。四種混合ワクチンや不活化ポリオワクチンの供給が不足していても、従来の三種混合ワクチンは潤沢に供給されています。四種混合ワクチンにこだわらずに、百日咳の流行を起こさないためにも、生後三ケ月からの三種混合ワクチンの接種と、単独の不活化ポリオワクチンの接種が望ましいといえます。
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シミのいろいろ

ひとくちにシミといってもいろいろな種類があります。
代表的なものでは、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)、肝斑(かんばん)、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、遅発性太田母斑(ちはつせいおおたぼはん)などがあります。老人性色素斑は、老人性という名前がついていますが、日光が原因で出てくるシミです。
平坦で境界のはっきりした比較的濃い色をしています。
形は円形のことが多いようです。
出やすい部位は日光に当たりやすい顔や手の甲です。
これはQスイッチレーザーが効きやすいシミです。肝斑は、女性ホルモンの影響で出てくるシミです。妊娠や出産後に出てくることが多く、頬部や鼻の下に左右対称性に出てきます。色は薄い茶色で、境界ははっきりせず、形は不正形をしています。
これはレーザーが効きません。
治療は内服や漂白剤のクリームなどで行います。脂漏性角化症は、紫外線による皮膚の老化で出てくるイボのようなものです。
濃い色をしていることが多く、大きさはさまざまで、表面は盛り上がっています。
治療には電気メスや炭酸ガスレーザーなどで焼いて取る方法が用いられます。遅発性太田母斑は、シミというよりアザに近いものです。
二十歳代頃から左右対称に出てくる事が多く茶褐色をしています。
これはシミよりも深いところにあるため、レーザーが効きにくいため、数回要することもあります。代表的なものは以上ですが、シミのタイプが混在している事も多く、いろいろな治療法を組み合わせなくてはならないこともあります。
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乳房の検査はどうしたらいいの?

Text by 北美原クリニック 早川 善郎
今年から、函館市の対策型乳がん検診は、マンモグラフィーのみの検診が推奨となりました。視触診があるためにためらっていた人や忙しくて時間のなかった人には、気軽に受診することができるかもしれません。受診者の多くは、検診でほとんどの異常が分かると思って受けにきます。しかし、全ての人がマンモグラフィーだけで乳がんはわかるのでしょうか?マンモグラフィーは、乳がんの発見には非常に有用な検査法ですが、人によって利点・弱点があります。乳腺の密度が薄い・乳腺組織が少ない人は、マンモグラフィーだけで小さな乳がんもはっきり分かります。しかし、高濃度乳腺と言われる、乳腺の密度が濃い・乳腺が発達した乳房の人は、マンモグラフィーでは真っ白に写ってしまうため乳がん(しこり)があっても正常の乳腺との判別が難しくなる場合があります。特に日本人は、この高濃度乳腺の人が多く、50歳以下では、半数以上の人がこれに相当します。マンモグラフィーだけでは判断できない人がいることは、通常の検診では時々遭遇することです。乳がんの発見には、もう一つ検査法があります。それは、超音波検査(エコー検査)です。特に、高濃度乳腺でマンモグラフィーでは分かりにくい人には超音波検査が有効です。しかし、通常の対策型乳がん検診には超音波検査は入っていません。超音波が検診に必要であるというデータがまだ少ないことや、検査に手間がかかること、費用がかかることなどの理由のため、超音波検査はオプション検査になっています。自分の乳房がどのような状態なのか?マンモグラフィーだけで大丈夫なのか?自分には何が適した検査法なのかを知っておくことは重要です。高濃度乳腺の人は、自己負担にはなりますが、超音波検査も併用した方がより確実な検査法と言えます。
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