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疲れを感じさせる目の下のくぼみ・しわText by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
目の下のくぼみ・しわの原因の多くは頬の皮下脂肪が年齢とともに減少し、頬の皮膚の緊張が弛み,そのため、頬が下にさがり目と頬の間に凹みができるからです。今までは、この目の下のくぼみ・しわの治療(頬のたるみの治療)はヒアルロン酸注入やフォトRFリファームによる治療で効果の発現まで2~3回の施術が必要でした。最近の目の下のくぼみ・しわ治療(頬のたるみの治療)には3つの方法があり、単独または組み合わせて行います。セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)は自分の血液を採って注入まで40分程度で行え、現在一番よくおこなわれている方法です。この方法の特徴は2日程度の軽度の赤みはありますが、化粧は施術後時間後から2時間後よりできて、日常生活に影響が少なく、腫れも軽く、効果の徐々に現われ、急激な変化による不自然さがなく、自分の血液を使用するため安全性が高い方法です。メソローラーはメソセラピーの原理(薬液を皮下や皮内に注入する治療法)でビタミンC,ヒアルロン酸、皮膚成長因子を皮膚表皮に細かな針が付いたローラーで注入する方法で皮膚表面の小じわに有効な方法です。この方法の特徴は表面麻酔を使用するため痛みが少なく、1週間程度から皮膚の張りや柔らかさが実感でき、また、毛穴の気になる方にも有効方法です。ハッピーリフトやシルエットリフトは吸収糸を使用した糸によるリフティングで頬や顎の部分的なたるみを改善させる治療です。この方法の特徴は局所麻酔で短時間(30分程度)にて数本の吸収糸を挿入して、たるみを改善させ日常生活に支障が少ない方法です。従来のフェイスリフトのように全体的な顔のたるみを早急に改善させる治療法ではありませんが、少しづつ改善したい方には有効な方法です。これらの治療方法はそれぞれに特徴があります。専門医に十分説明を受けた上で治療方法を選択してください。
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結膜下出血Text by 江口眼科病院 友寄 乃裕
「結膜下出血」という病気をご存じでしょうか。結膜(白目を覆う透明な膜)の下の細い血管が切れて出血し白目の部分が真っ赤に染まる状態のことです。症状としては軽い痛みや異物感を訴える方もいますが無症状のこともあります。原因は、せきやくしゃみ、目の周りのケガなどさまざまですが思い当たる誘因がない場合も多いです。治療としては目薬などをつけるといったことはせずに血液が自然に吸収されるのを待つことになります。1〜2週間ほどで出血は引きますが、出血量が多いと時間がかかる場合があります。基本的に眼科にかかる必要はない状態ですが、①強い痒みや痛み、目やになどの症状が強いもの。②外傷によるもの。③頻繁に出血を繰り返すもの。これらに当てはまる場合は眼科での診察を受けてください。
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まぶたの病気(2025年 函館メディカルガイド掲載)Text by 藤岡眼科 理事長・院長 藤岡 達彦
日々の診療で、まぶたの病気の患者さんを診察することがよくあります。1、眼瞼下垂症2、眼瞼内反症3、眼瞼腫瘍(良性、悪性)4、眼瞼痙攣5、眼瞼皮膚炎、そのほかたくさんの病気があります。1、眼瞼下垂症は上まぶたが上がりづらくなる病気で、まぶたの皮膚がたるんでいる場合と、まぶたを上げる筋肉が弱って上がらなくなる場合があります。この2つが合併していることもあります。原因は加齢によることが多く、ハードコンタクトレンズの長期装用によることもあります。眼瞼下垂による見づらさがあれば治療の適応になります。治療は手術的に行います。2、眼瞼内反症は、まぶたの皮膚がクルンと眼球側に内反してまつ毛が眼球に触れて傷になり異物感が出ます。乳幼児期に発症することがあり、成長とともに改善されることもありますが、手術的治療が必要になることもあります。高齢者になってからの発症は症状が強い場合、手術が必要になります。3、眼瞼腫瘍(できもの)は、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。良性のものには、いわゆるものもらいといわれる霰粒腫、麦粒腫がありますが、まぶたの腫れ、圧痛があります。治療は眼科医処方の点眼で様子をみますが、切開が必要となる場合があります。悪性腫瘍は基底細胞癌、扁平上皮癌、脂腺癌、悪性黒色腫などがありますが、まぶたの辺縁に腫瘤ができ、良性腫瘍はツルンとしているのに対して腫瘤がいびつで不整な感じです。ものもらいだと思って点眼してもなかなか治らないと思っていたら脂腺癌だった、という例もあります。4、眼瞼痙攣は、自分の意思とは関係なく不随意にまぶたをギュッと閉じてしまう状態のことで、内服で改善しなければボツリヌス毒素のまぶたへの注射が有効なことが多いです。5、眼瞼皮膚炎は、まぶたのかゆみや発赤、かさつきの症状があり、原因は空気の乾燥や化粧品、薬剤や植物のアレルギーなどが考えられます。目のまわりの皮膚はとても薄いので目のまわりに使用して良いお薬を塗布するようにしましょう。以上、まぶたが下がってきた、まつ毛が眼球に触れている、まぶたの腫れ、できもの、かさつきなどがありましたらお近くの眼科をぜひ受診してみて下さい。
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中学一年生・高校三年生のMR(麻疹・風しん)ワクチンを忘れずにText by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
ここ数年、大学生を中心にして麻疹が流行しています。新聞などでずいぶん報道されましたから、皆さんも記憶に残っていると思います。麻疹は昔から「命定め」と言われるように、子どもたちが罹(かか)ると命と引きかえになるほど、恐い感染症として知られていました。
昭和53年から麻疹ワクチンが始まったことにより、日本人には、あまりみない病気、命に関わったことなどは忘れられた病気になりました。 一般の人にはあまり関心を持たれない感染症ですが、欧米ではSARSや新型インフルエンザと同等かより以上の警戒感を持って対策に労力を費やしている病気です。2006年に小児科医にとって念願の麻疹ワクチンの2回接種が、風しんを合わせての接種として始まりました。 さらに、日本から麻疹そのものをなくすことを目標に昨年から中学1年生、高校3年生に対する5年間限定のMRワクチンの無料接種が始まりました。 麻疹が流行して一番困るのは本人に脳炎が起こって麻痺が残ったり、植物状態になったりすることですが、麻疹ワクチンを打つことができない1歳未満のお子さんが流行のために麻疹に罹ると、数年から数十年後に同じように脳炎の症状が出て、重い障碍(しょうがい)を残すことが知られています。 自分自身が麻疹にかからないことも重要ですが、多くの子どもたちがワクチンを接種することによって、流行そのものを起こさないようにすることが最も重要なことです。 そのためには、接種可能な子どもたちの95%以上が、麻疹に対する抵抗力をワクチンなどにより確保していなければなりません。 ここ数年、函館地区では麻疹の流行がほとんどありませんので、ワクチンをしない限り抵抗力を確保することはできません。今年、大学生になった多くの人たちは、大学側から、麻疹ワクチンの2回接種の証明や抵抗力がどれくらいあるかの数値を採血して提出するように求められています。 各市町村から連絡が来ていることと思いますので、できるだけ夏休み前までにワクチンを済ませていただくようお願いいたします。 |
10秒間目を開けていられますかText by 清水眼科クリニック 清水 信晶
2・3回まばたきをした後、10秒間じっと目を開けたままにしてみましょう。もし、途中でつらくなってまばたきをしてしまった方は、〈ドライアイ=乾き目〉かもしれません。ドライアイのチェックシートをしてみましょう。□目が疲れやすい□ものがかすんで見える□目がゴロゴロする□なんとなく目に不快感がある□目が乾いた感じがする□光をまぶしく感じやすい□目が痛い□目やにが出る□理由もなく涙が出る□目がかゆい□目が重たい感じがする□目が赤くなりやすい5つ以上チェックが付いた方は、ドライアイの可能性が高くなります。涙は通常まぶたの中にある涙腺と言うところで作られ、1日に出る涙の量は2~3mlとスプーン1杯程度です。ドライアイにはこの涙の出る量が減るタイプ<1>と、涙はきちんと出ているのに質が悪くて蒸発しやすいタイプ<2>があります。涙の量を計るには、まぶたの縁に検査用の濾紙や糸をつけて吸収される量を計る<シルマーテスト>をしますが、日常分泌される涙の量を量る方法と鼻の粘膜を刺激してどれくらいいっぱい分泌されるかを計る方法もあります。タイプ<1>の方には涙だけではなく唾液も出ない<ドライマウス>を合併している場合もあり<シェーグレン症候群(しょうこうぐん)>と言います。涙の蒸発しやすさを検査するには、検査薬をつけてから目を開けてもらい、涙が蒸発し出すまでの秒数を数える<BUT>検査をして10秒間以内に蒸発し出すかどうかをチェックします。治療としては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸という様な保湿成分の高い成分の点眼薬、涙の産生を促すムチンという成分の点眼薬を処方します。テレビやパソコンなど目を使う作業の少し前に点眼するのも効果的です。また、こまめにまばたきをして涙の循環を良くするというのも1つの方法です。
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