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春の検診で視力の用紙をもらったら

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
新学期を迎え、われわれ眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供たちは学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校1年生の視力検査の結果でしょう。小学校1年生にとって視力検査は初めての経験で、やり方も良く理解できないかもしれません。そのため検査結果が眼科で測る時より悪くなることもあります。しかしながらこの年齢で結果が悪い場合、遠視のお子さんも多く見受けられます。そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この1年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復できなくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し強い遠視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけてしまいます。いつもはっきりしない画像しか見えていないため視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。そのため放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。小学生の視力低下にまれに見られるのが心因性視力障害です。お友達がすてきな眼鏡をかけている。「自分もメガネが欲しいなぁ」というように強く思うだけで視力が出なくなってしまう場合もありますし、お友達とけんかをして「学校に行きたくないなぁ」、などという気持ちが視力に表れてしまうこともあります。そういう場合にはご両親はもちろん学校の先生ともよく話し合うことが必要なことがあります。健康診断で視力の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。
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発熱~生体防御の大事な武器~

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
以前は発熱したら薬で下げるというのが一般的でしたが、最近では安易に熱を下げない方が良いとされています。なぜなら発熱自体が体を守る大事な武器だからです。人間の体にウイルスや細菌が侵入すると免疫細胞が発熱を促す物質を出して発熱が起こります。体温を高くすることで病原体の活動を弱め、免疫を担当する細胞が活発に活動できるようになります。ここで、薬で熱を下げすぎてしまうと防御反応がうまく働かなくなりますので感染症が長びく結果を招くことになります。体温計の数値で機械的に熱を下げることは最も良くない方法です。熱冷ましは患者さんの状態を見てぎりぎりまで使わないのが賢い方法です。比較的元気な方の発熱は高熱であっても心配要りません。ただし、発熱時は脱水状態になりがちですので小まめに水分補給をするように心掛けて下さい。
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『めまい』を考える

Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
「めまい」は医者泣かせの症状です。他覚的には、「眼振」という特徴的な目の動きやふらつく姿も見られず、自覚症状だけのこともあり、原因がわからないこともしばしばです。今回は、この厄介な「めまい」を考えます。「めまい」とは、体のバランスをとる働きの不調と表現できるでしょう。
体の傾きや動きを感じるには、「視覚(物を見る)」「平衡感覚(耳の奥にある三半規管などによる)」「深部感覚(筋肉や、関節からの感覚)」、これらの感覚を脳に伝える「神経経路」、そして最終的に全ての情報を統合する「脳」が関わっています。このどこに障害が起きても「めまい」が生じます。しかし、「深部感覚」や「神経経路」の障害による「めまい」は、注目されることが少ないような気がします。
医師からでさえ、「首や腰、膝や足の病気でめまいなど起きない」と言われることが多いのですが、耳や脳を検査して「異常なし」とされた「めまい」の患者さんの中には、頸椎や腰椎に原因が疑われる方がいらっしゃいます。偉い先生の書いた「めまい」についての分厚い本にも、背骨を支えている筋肉の感覚異常から「めまい」が生じることが書かれています。
体の重心を支えている関節や筋肉に異常があれば、ふらつくのは当然です。頸椎や腰椎に病気があれば、その両脇の筋肉に負担がかかることも納得できます。
さらに、糖尿病でも末梢神経障害が生じることがありますが、このとき「平らなところを歩いていても、砂利の上を歩いているみたい」と表現されることがあります。
こんなときも「めまい」という自覚症状となることがあります。「めまい」は強い恐怖を感じるものです。実際、脳卒中の場合は命の危険もあります。
頸椎、腰椎の病気や末梢神経障害の場合、比較的「めまい」が軽い印象がありますが、不快なことに変わりません。
耳や脳に異常が見つからないとき、頸椎・腰椎などの脊椎や末梢神経の障害を疑うことも必要でしょう。
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成人の歯科矯正治療

昨年六月、第十二回日本成人矯正歯科学会が札幌市で開催されました。この学会は、十三年前にはじめて東京で開催されましたが、当時都内では、すでに矯正歯科治療を受けられる患者さんの年齢が二十歳以上の方が半分以上を占めていたため、成人のための矯正治療について学ぶ必要性から生まれた学会でした。その当時から創設メンバーであったために、昨年は学会を引き受け、北海道ではもっとも大きな都市である札幌市で開催させていただきました。矯正治療において、子供を対象にした場合は、乳歯が残っていたり、萌出(歯茎から歯が生えること)直後の永久歯のため、歯の根が完成していなかったり、全ての歯が生えきっていないことも少なくありません。一方、大人の場合には、すでに歯槽膿漏(しそうのうろう)に罹(かか)っていたり、金属の冠が入っていたり、歯冠(しかん)が削られていたり抜歯されていたりして、本来持っている歯の数や、歯や歯茎の状態が矯正歯科治療開始時点で、すでに加齢変化を起こしている場合が多く見られます。また、職業上の理由で、見える矯正装置がつけられないケースも少なくありません。このように成人の矯正歯科治療は、包括歯科治療といわれるインプラントや義歯、歯槽膿漏の治療など、全ての歯科分野の関与が必要となります。矯正歯科治療は何歳でも受けられます。よく、矯正治療は子供だけの分野と誤解されて受け取られているようですが、歯科医学的には、生きている人間であれば何歳でも歯の移動は可能ですし、それを裏付けるように"見えない矯正装置"といわれる、歯の裏側につける舌側矯正歯科装置で治療を受け、歯を削らずに自分の歯で噛めるようになり、キレイな歯並びになったと喜んでいる七十歳の方の例もあります。小さい頃に矯正歯科治療を受けられなかった大人の方が歯並びを気にして治療を受けられる事例が増えてきており、十年前に東京で起こった同じような傾向が、現在、函館においても起こっております。
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男性の性(17)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
去年の流行語に『草食系』とか『草食男子』というのがありました。Wikipediaによると、「協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛に積極的でないタイプの男性」とあります。草食動物の牛や羊やウサギには何となくセックスに淡白で小食、というイメージがあるので『草食系』という言葉もだいたい当たっているかもしれませんが、一方、馬も草食動物だけど精力の強さや性器の大きさを揶揄した『馬並み』という言葉もあるし、映画『ロッキー』の主役ロッキー・バルボアのリングネームは『イタリアの種馬』。
種馬と言う言葉を人間に使う場合は“女をとっかえひっかえする精力旺盛な色男”と言う意味だし、食欲に関しては大酒飲みの大食いに対して鯨飲馬食と言う言葉もあるから、馬だけは草食動物でも例外らしい。それはともかく、明治の文明開化前までの日本人の食生活は、山間部などで鳥や鹿やウサギを例外的に食する以外はほとんど草食+魚食であり、その後も昭和30年代後半まではほぼ同様であったことを考えると、肉食が一般的になったのはつい最近であることが分かります。
四方を海に囲まれ魚介類が豊富に獲れ、コメと言う世界一おいしい主食があり、さらにその品種改良に努めたことと、四つ足に対する殺生を嫌う国民性のためだと思います。もし、草食=恋愛(セックス)に積極的でない、肉食=恋愛(セックス)に積極的、という図式が本当なら、日本人は元々『草食系』で恋愛に積極的でなく、高度成長期からバブル絶頂期までの3〜40年間に肉食が進み恋愛(セックス)にも積極的になったけど、最近、元々の日本人としての性質を取り戻しつつあるという事になります。それでは、実際の性生活は日本と他国では、また、昔と今ではどう違うのでしょうか?
それともあまり違わないのでしょうか?(つづく)
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