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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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黄斑(おうはん)疾患の治療の進歩Text by 江口眼科病院 森 文彦
黄斑とは眼のフィルムの働きをする網膜の中心部で、視機能にとって重要な場所です。以前は、この場所に障害が起きると深刻な視力低下となり、治療も困難でしたが、最近、さまざまな黄斑疾患が治療できるようになってきました。欧米の視力低下の原因の上位で、わが国でも増加している加齢黄斑変性も治療が困難でしたが、数年前より光線力学的療法や抗血管新生薬療法で治療が可能となってきました。また、黄斑部に穴ができる黄斑円孔(えんこう)は20年ほど前から、硝子体(しょうしたい)手術による治療が始められ、現在では無縫合小切開硝子体手術が行われています。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などで生じる黄斑浮腫に対しても、さまざまな治療が行われています。見たいものがぼやける、ゆがむなど気になる症状がありましたら、ぜひ眼科で眼底検査を受けて下さい。
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コレステロール論争Text by 関口内科 関口 洋平
平成22年9月、脂質栄養学会から「長寿のためのコレステロールガイドライン2010年版」が発表されました。その内容は、中年〜高齢の一般集団では、コレステロール値の高い方が低いよりも癌死亡率や総死亡率が低いので、コレステロール値を下げる医療や食事指導は誤りである、というものでした。この発表により、コレステロールに関する認識が覆され、治療中の患者さんや一般の方々の間に大変な混乱を招きました。この発表に反対の立場をとる日本動脈硬化学会は、同年10月に次のような声明をだしました。肝臓疾患や癌患者などの低栄養状態の人達のコレステロール値はそもそも低値であり、そのような状態の良くない人達を含めた一般住民の統計から「コレステロール低下療法は誤りである」としたのは、コレステロールが最初から低値であるという事と高値から低下させる事を混同して論じており、国民に誤解を与えるというものでした。90年代から最近までに報告された幾つかの臨床試験では、悪玉コレステロール(LDL)値を下げると動脈硬化を基にする疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)の発症が減少するという、科学的に信頼性の高い評価を受けています。さらにそれらの試験結果から、二次予防(1回心筋梗塞を起こした人が2回目を起こさないための予防)では、LDL値は出来るだけ低値へ下げる方が良く、一次予防(まだ発症していない人の予防)では、動脈硬化リスク(男性、高血圧、糖尿病、喫煙、低HDL、冠動脈新患の家族歴)を多く合わせ持っている人ほど下げる方が良いとされています。また、75才以上の高齢者や女性の一次予防に関しては議論の多いところですが、LDLとHDL(善玉コレステロール)の比や頚動脈エコー検査などで個々の病態を検討し、リスクが高い場合は下げる方が良いと言われています。現在治療中のかたは、食事療法や内服治療を突然中止したりせず、不安がある場合は医師に相談しましょう。
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MRI検査の安全性Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
先日、ある患者さんから「MRIやCTは、放射線を浴びるから、何度も受けちゃ駄目だと友達に言われた」という話を聞きました。
MRI検査が導入されて20年を過ぎた今でもこんな風に思われているのかと少し驚きましたが、医療機関で検査を受けるときに不安になるのは当たり前でしょう。そこで今回は、MRI検査の安全性について、簡単にご説明します。レントゲン撮影やCT検査で使われるX線も、MRI検査で使われるラジオ波も、電磁波の一種です。 この電磁波のエネルギーは、その周波数にプランク定数という数字を掛け合わせたものになります。 現在、多くの病院で使われている超伝導のMRI装置で使われるラジオ波の周波数は60数MHz(メガヘルツ)です。 これはラジオのFM放送と同じ位です。一方、X線の周波数はその1千億倍にもなります。 つまり、MRI装置の電磁波エネルギーは、X線の1千億分の1ほどで、検査による健康被害の心配はないと考えられています。MRIは、日本語で「磁気共鳴イメージング」といい、字の通り磁気(磁石)を使います。そのため、金属には要注意です。例えば、鉄製のものは検査装置に人間の力では取れないほど強力にくっついてしまいます。 また、金属の種類によっては検査中に熱を発する可能性もあります。 このため、検査前に体内に金属がないかどうか、あるのならどんな種類のものかを確かめます。 入れ墨やアイライナーなどの化粧品にも金属が含まれているため注意が必要です。稀に「熱い」と感じることがあるようです(ヤケドの心配はないと思いますが)。 さらに、強力な磁気のため、クレジットカードなどの磁気カードを検査室に持ち込むとそのカードのデータは壊れてしまいます。 携帯電話もいけません。最後に、妊娠初期の胎児はデリケートな上に胎児への影響は不明なため、妊娠中の検査は慎重にと勧められています。このように物理学的影響は色々ありますが、注意点を守っていれば、極めて安全な検査ですのでご安心ください。 |
粉瘤(ふんりゅう)とはどんな病気ですか?すぐに治すことができますか?Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
放っておくとだんだん大きくなるおできの一種です。小さなうちに切除することをお勧めします粉瘤とは、皮膚表面にできる腫瘤(しゅりゅう・おでき)の一つで、アテローマともいわれます。半球状に少し皮膚から隆起して盛り上がり、触るとコリコリしているものです。体中どこにでもできますが、多いのは背中と顔(特にあご、首、耳の周り)、頭にできます。お尻や足の付け根、手足などにできることもあります。「脂肪の固まり」などといわれ、これ自体は痛みはないのですが、ばい菌などに感染を起こして膿がたまってくると痛みが出て、赤く腫れてきます。こうなってから外来を訪れる患者さんがほとんどです。皮膚の下に袋ができて、中にお粥のようなアカや皮脂が詰まっています。皮膚の下に硬い塊として触れ、強く押されたりして表面が破れると、悪臭のある白い物質が出ることもあります。また、腫瘤の表面上に点状にへそのようなくぼみがみられることもあります。良性の皮膚腫瘍で初めは、ほんの5くらいで小さいのですが、何年かそのまま放置しているとだんだん大きくなってきます。大きいものは野球のボールくらいになることもあります。治療法は、化膿していないものは手術で切除することです。注射や軟膏では治療できません。まず、局所麻酔をして袋をすべて切除します。その後、ていねいに縫合して終了します。手術時間は10分ほどです。場所によって違いますが、1週間ほどで抜糸できます。1〜2日すればシャワーや入浴も可能です。化膿している場合は、まず皮膚切開して膿を出してしまいます。しばらく消毒して、炎症がなくなった時点で袋を切除する手術をします。袋を取らないとまた再発してくるからです。傷跡は3カ月くらいは赤く硬くなっていますが、徐々に白くやわらかくなって目立たなくなります。手術して皮膚を傷つける以上、必ず傷跡は残ります。そして、できるだけ目立たない傷跡にすることが、われわれ形成外科の仕事です。そのために、ていねいに縫合したり、シワに沿った傷にします。また、外傷性のアテローマというものもあります。これは、ケガの跡にできる粉瘤で、手のひらや足の裏、膝などにみられ、痛みをともなうことがあります。これもやはり治療法は切って取るしかありません。粉瘤は形成外科でよくみられる皮膚の良性腫瘍です。化膿してから来院される方が多いのですが、小さいうちに、そして化膿しないうちに切除してしまうほうが早く良くなりますし、傷も小さくて目立たない傷になります。
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男性の性(9)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
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現在、競輪は男子のみで女子のレースはないが、スピードスケートの夏期トレーニングとして始めた自転車でオリンピックにまで出場した女子選手も居る事だし、是非、競輪に女子部を創設して欲しいと思う。 競馬や競艇では既に女性の参加が認められているし、また8月号のこのコーナーで述べたとおり何といっても身体上・健康上も自転車は男子よりも女子に適しているので、競輪では女子のみのレースにするか、男子選手とのレースの時はハンデをつければギャンブルとしても成り立つと思う。 競輪人気低迷はいろいろ原因があると思うが、まず競輪場に行って思うことは、華やかさ・明るさに乏しい、女性客が少ない、ということである。 女子競輪の創設はこの点を改善するのに最も効果的で人気上昇間違いなしだと思う。 中野浩一氏は引退後しばらくして禿頭であることをカミングアウトしてカツラのCMに出ていたが、老壮年になったら、排尿状態なども全国のファンにぜひ告白して貰いたいと思う。ファンとしても泌尿器科医としても、とても興味がある。 と同時に、女子競輪の創設と老壮男性はママチャリに乗るようアピールして貰えれば、競輪人気の再興と老壮男性の排尿状態改善に寄与したことで、長く人々の記憶に残るのではないか、さらに、女子の自転車競技が盛んになれば女性の頻尿・尿失禁の防止にも役立つかも知れず、前人未到の10年連続世界一という偉業と合わせれば国民栄誉賞にも値するのではないか、と思う(自転車競技は海外、特に欧州ではサッカーに匹敵するメジャースポーツで、中野浩一氏は欧州では『ムッシュー』という敬称付きで呼ばれる数少ない日本人だそうである)。競輪場近くの啄木小公園ではあごに手を当て胡坐で考え込んでいる啄木像があるが、サドルの硬い自転車とともに、老壮男性にとってよくないのは、まさしく啄木がとっているポーズ、長時間の座位、特に胡坐がよくないとされている。前立腺や尿道の循環障害が起こると推定されているが、長時間胡坐で麻雀したり飲酒したりは排尿状態に悪影響があることは体験的にも実感している人も多いのではないか、と思う。 |








