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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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たかが便秘、されど便秘Text by 弥生坂内科クリニック 渡辺 雅男
便が硬い、出づらい、なかなか出ない、などいわゆる便秘症は罹患している方の大変多い疾患といえます。高齢者に多く、またホルモンや体の構造の影響から男性よりも女性が多くなります。便秘はその原因から続発性便秘と特発性便秘の二種類に大別されます。続発性便秘は薬剤の副作用や大腸癌など特定の原因があるもの、特発性便秘は大腸に目に見える異常はなく腸の動きや機能の異常が原因のものです。便秘になった時まずなにより大切なことですが、大腸癌など大腸の通過障害が原因の場合は腸閉塞になる危険が迫っているサインのため、専門医を受診してそのような異常がないことを確認する必要があります。特に、最近急に便秘になった、便が細くなった、血便がある、などの場合は大腸癌の症状の可能性がありますので早急に専門医を受診しましょう。続発性便秘の原因となりやすい薬剤の種類は広範囲に及びますが、精神・神経系に作用する薬剤などではその頻度が高くなります。他にも甲状腺ホルモンや電解質異常などの隠れた病気が便秘の原因の場合もありますので、担当の先生とよく相談しましょう。一方便秘の大多数は目に見える異常のない特発性便秘ですが、これはその方の体質だけでなく生活習慣とも密接な関係があります。水分や野菜・果物・穀物など繊維分の多い食物を十分にとり便の性状を良くする、十分な運動をして腸の動きを高める、などが大切です。それでもうまく便が出ない場合は下剤を服用することになります。下剤は大きく分けて塩類下剤(便を柔らかくする薬)と刺激性下剤(腸を刺激して動かす薬)に分類されます。それぞれの方の便秘の性状によって使い分けることが有効ですが、両者を併用することもあります。便秘が高度になると、糞便性イレウスといって硬くなった便自体が原因となって腸閉塞となり重症化することもあります。「たかが便秘」と軽く考えず毎日排便があるよう日頃から調整を心がけましょう。
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身体も冬を迎える準備をしましょうText by 望ヶ丘医院 藤崎 志保子
今年ももうすぐ雪の季節になります。これからの数ヵ月間は、病気の世界も冬模様に変わります。その代表格がインフルエンザです。インフルエンザは、せき、鼻水、高熱、頭痛、関節痛などの症状が出ますが、肺炎、中耳炎、熱性けいれんなどを合併し、重症化する危険性が高く、死亡する場合もあります。小児のインフルエンザで問題となっている脳症などは発熱後数時間で発症することがあり、ひとたびなってしまうと高率で後遺症を残したり、亡くなったりします。また、流行がはじまると短期間で多くの人が巻き込まれるのもインフルエンザの特徴です。予防の基本は、インフルエンザワクチンを接種することです。最近の10年間で流行したウイルス株は予測とほぼ一致しており、効果は十分に期待できます。ワクチンを接種することで重症化を防ぐ効果もあります。ワクチンを受けないでインフルエンザにかかった70%から80%の人は、ワクチンを受けていればインフルエンザにかからずにすむか、かかっても症状が軽くてすむということは証明されています。特に高齢者や乳幼児、慢性疾患の方などインフルエンザにかかると重症化する人は、積極的に主治医の先生と相談をして流行が始まる前にワクチンを受けて下さい。また、その人たちと接触する機会の多い人たちも積極的にワクチンを受けることをお勧めします。ワクチンが効果を有効に持続する期間は約五ヵ月間ですので、毎年受けることをお勧めします。アレルギーのある人や妊婦さんでも受けられる場合がありますので、主治医の先生に相談してください。今年はSARS(重症急性呼吸器症候群)がインフルエンザと同時に流行する可能性もあり、WHOも積極的にインフルエンザワクチンの接種を受けることを勧めています。遅くても12月中旬までに接種をすませましょう。
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目の現代病『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)』Text by 藤原眼科 藤原 慎太郎
こんな風に見えてませんか?
加齢黄斑変性の症状は、視野の中央がよく見えない、歪む、暗く見えるなどです。 最初は片方の眼に起きて程度も軽いために、見過ごしていることも少なくありません。 しかし徐々に、病型によっては急速に視力が低下してしまいます。 通常、中心以外の視野は保たれ全く光を失ってしまうことはありませんが、見たいところが見えず読みたい文字が読めないというとても不便な状態になってしまいます。 欧米では中途失明原因のトップが加齢黄斑変性です。 日本でも高齢化や生活様式の変化などのためか、この病気が急増しています。 患者さんのほとんどは六十歳以上で喫煙者、男性に多いという特徴があります。網膜のなかで一番重要なのは黄斑 黄斑とは網膜の中央にある物を見るために一番重要な部分です。 ものの形、大きさ、色、立体性、距離などの光の情報の大半を識別しています。 どうすれば早期に発見できますか? 格子状の表を使い片目で見る習慣をつけるのが一番簡単な方法です。 字が読みにくい、見る中心が暗くなる、細かい線が歪んで見えるという症状に注意しましょう。 加齢黄斑変性の種類は?加齢黄斑変性には二つのタイプがあり、視力の経過や治療手段が異なります。1.萎縮(いしゅく)型 黄斑の組織が加齢とともに萎縮してくるもので、加齢黄斑変性の多くはこのタイプです。症状の進行はゆっくりです。2.滲出(しんしゅつ)型 黄斑を中心に出血と滲出物がみられます。萎縮型よりも進行が早く、異常な血管の成長とそこからの出血や滲出物により症状が悪化していきます。どのような治療法がありますか? 病気の進行度や重症度、また病型によって治療法はいくつかあります。 滲出型に対しては血管の異常な働きを抑える薬剤を注射する「薬物療法」、光に反応する薬剤を投与しレーザーを病変部に照射する「光線力学療法」などがあります。 詳しくは眼科医におたずねください。 |
目の病気の回復についてText by くどう眼科クリニック 工藤 勝利
今回は、目の病気がどこまで回復するのか4つほど紹介します。○先天色覚異常いくつか区別しにくい色がありますが、決して色が分からないのではありません。そのため、日常生活で不自由を感じることはほとんどないでしょう。ただし、本人や家族、学校関係者が自覚しておくことは大切です。残念ながら、有効な治療法はありません。○白内障治す薬はありませんが、手術により落ちた視力を元に回復させることが可能です。○緑内障視野が狭くなる病気です。失った視野を戻すことはできませんが、進行を抑えることが可能です。そのため早期からの治療が望まれます。○翼状片黒目(角膜)上に白目の結膜組織が侵入してくる病気です。手術で取り除くことができますが、角膜に不整な場所が残るため、視力に影響が出る前に治療する必要があります。
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男性の性(8)Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
先日、犬の散歩がてら漁火通りの啄木小公園に行き、犬を繋いで一服していたら、黒革上下のライダースーツに身を包んだ小柄な人がレース用の自転車に乗ってやって来た。
ヘルメットとゴーグルを外した素顔を見ると、白髪年嵩の御婦人であった。 東京から自転車は宅急便で函館のホテルに送り、自分は東京から空路函館入りし自転車を受け取って、これから自転車で北海道一周するのだそうである。 60歳くらいに見えたが、いやはやなんとも元気な御婦人が多くなったものである。 自転車といえば、1977〜1986年、世界スプリント10連覇という不滅の大記録を打ち立てた中野浩一氏が有名であるが、彼は競輪選手で、函館にも競輪場がある。 競輪場近くの啄木小公園には、『潮かをる北の浜辺の砂山のかの浜薔薇よ今年も咲けるや』の歌碑と、あごに手を当て胡坐で考え込んでいる啄木像は嵐山光三郎氏いわく『競輪の予想をしているよう』にも見えるが(近くにゴミ処理場さえなければ)、旅行者には立ち寄ってもらいたい旅情豊かな場所である。 函館は競輪も競馬も出来る、ギャンブル好きにはとても好い街だが、最近はパチンコ・スロットに押されて低迷気味だそうである。 私はもう15年くらいパチンコはしていないが、馬券は月々定期的に購入しており車券でも年に一度くらいは遊んでいる。 パチンコ・スロットと比較すればストーリーやドラマのある競輪競馬というギャンブルが低調なのはとても残念な気がする。 競馬と比較して競輪に行く頻度が少ないのは、誰でも男なら子供時代に1度や2度は自転車のサドルに股間をぶつけて痛い思いをしたことがあると思うが、選手達が一生懸命自転車をこいでいるのを観ていて、『股間のモノは大丈夫だろうか?』と、つい思ってしまったり、競輪選手は意外と高齢な人もいて、泌尿器科医から診るとああいう尖ったサドルの自転車に長時間またがるのは前立腺や尿道のことを考えるとあまり推奨できず、そんな事を考えていると大事なレースの予想も外れてしまう、要はギャンブルに集中できないからである。 身体条件を考えると“ママチャリ”(サドルが平坦幅広で座席のようになっている)はむしろ男性向きで、冒頭の御婦人が乗っていたサドルが尖ったレース用自転車は、尿道括約筋や骨盤底筋群の鍛錬になり女性に適しているのではないかと思う。( |








