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コラムを読む

シルエットリフト〜フェイスラインをすっきりさせる頬の若返り法

頬の弛みを改善する(フェイスラインをすっきりさせる)治療方法として手術によるシワ取り(フェイスリフト)が美容外科ではよく行われました。そして、フォトフェイシャルなど光治療(IPL)と高周波(RF)を使用した3~5回の施術ですぐ化粧ができて日常生活に支障がないフォトRFリファームが行われています。現在では、より早期に自分の目で効果が分かる特殊な糸で頬の弛みを改善させる『シルエットリフト』、自分の血液を利用した細胞成長因子で目の下、口の周囲を改善させる『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療法)』が行われています。『シルエットリフト』は施術後1日程度で化粧、洗顔は可能で、日常生活に支障が少なく、すぐに変化を実感できる方法です。この治療法は、特殊な吸収性のコーン構造と生体に吸収される素材の特殊な糸を用いて皮下組織を引き上げて、フェイスラインをすっきりさせる頬の若返り法です。従来のフェイスリフトより負担が軽く、短時間で優れた引き上げ効果を実現します。術後の随伴症状として軽度の腫れ:2~3日口を開けたときの突っ張り感:1週間随伴症状:刺入点の赤み、青さ、痛みまた、『シルエットリフト』に『セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療法)』を併用する方法は、目の下の弛みやほうれい線を改善させる顔面若返りの優れた方法です。治療の流れは、治療が効果的であるかを診察させて頂きます。その上で、ご本人に適した治療方法、その治療経過、注意事項等を説明させて頂きます。治療方法によって、経過、注意事項等が異なりますが、施術はすべて入院することなく、術後患部を15~30分程度安静ののち帰宅できます。詳しくは専門医にお尋ねください。
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咳でおこまりではないですか?

Text by ききょう内科クリニック 蓮沼 晶子 院長
咳は長引くとつらい症状です。友人とおしゃべりをしていてもしゃべろうとすると咳こんでしまうとか、授業中や演奏会の最中に咳が出て止まらず退席を余儀なくさせられるとか。経験のある方もいらっしゃると思います。咳をひき起こしている原因疾患を診断し、治療していくためには症状の持続期間が重要な手掛かりのひとつになります。咳がではじめてから3週間以内のものを「急性の咳」、3~8週間ものを「遷延性の咳」、8週間以上を「慢性の咳」と定義されています。「急性の咳」の多くは風邪などの急性の呼吸器感染症が原因です(ただしマイコプラズマ感染や百日咳感染ですと咳は長引きやすい傾向があります)。持続時間が長くなればなるほど、原因に急性感染症が占める割合は少なくなってきて、8週間以上続く「慢性の嗽」では急性感染症以外の原因があると考えられています。長引く咳の主な原因疾患はアトピー咳嗽・感染後咳嗽・咳喘息・気管支喘息・薬の副作用の咳・胃食道逆流症(逆流性食道炎)・喉頭アレルギー・間質性肺炎・心因性咳嗽・肺結核・副鼻腔炎・気管支拡張症・肺癌・肺気腫など多岐にわたります。たとえばエアコンの風や冷たい飲食物・会話などで誘発され喉がイガイガする咳はアトピー咳嗽であることが多く、風邪の後に咳だけが残ってしまう時は感染後咳嗽を疑います。また、ぜろぜろする感じを伴う場合は気管支喘息や副鼻腔気管支症候群・肺気腫などを第一に疑います。体力の消耗が著しい場合は結核や癌・間質性肺炎なども疑われます。一部の降圧薬・漢方薬・免疫抑制薬などの副作用でも咳が出ることがあります。呼吸器内科医は患者さんの自覚症状・聴診所見・レントゲン所見・全身状態など詳細に観察し咳の原因を突き止めそれぞれの病態にみあった治療をおこなっていきます。しつこい咳は専門家に相談しましょう。
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矯正治療の開始時期について

Text by 大内歯科医院 大内 英樹
歯の矯正治療は、いつ始めたら良いのでしょうか?病気は、早期発見、早期治療が基本です。矯正治療においても早期発見は重要です。しかし、早期治療はどうでしょうか?人間の歯は、乳歯から永久歯に生え替わります。最初の永久歯が生えるのが6歳頃ですので、どんなに早くても7歳頃が矯正治療の開始時期となります。子供の場合、身長が大きくなる(成長)と同様に、この時期に顎(あご)の骨も成長しています。受け口(反対咬合=はんたいこうごう)や出っ歯(上顎前突=じょうくぜんとつ)等の上下顎骨の大きさのバランスが悪い場合は、この時期を利用して上手くバランスを整えることが重要になります。凸凹した歯並び等、比較的軽症の場合は、永久歯がほぼ揃う10歳頃から治療を開始するのが良いと言われています。また、上下顎骨の大きさのバランスが悪い場合は、早期より長期にわたって治療することになります。もちろん、治療により正常な成長の軌道に乗った場合は、いったん治療を中断し、定期的に成長を見守ることになります。どちらにしても、判断は専門的な知識が必要となります。
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私、大動脈瘤(りゅう)が心配で…

Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、何となく胸と背中が痛いような気がするので、私も大動脈の検査を受けなくてもいいでしょうか?」とAさんは心配そうに聞いてきました。どうやら最近のニュースで有名人が解離性大動脈瘤のため緊急入院し、とても危険な病気であると報道されたので、自分は大丈夫かと不安になったとのことでした。解離性大動脈瘤とは正しくは大動脈解離といい、大動脈の血管壁が二層に裂ける(=解離する)ことで起こります。喫煙歴のある高齢者、低蛋(たん)白血症の状態、寒い冬場や朝の血圧が高い時間帯などに起こりやすく、急性期には激烈な痛みが胸、背中、腹などに出現し、その痛みは解離の進行とともに移動する事がしばしばあります。その他に胸部や腹部の大動脈壁がふくらんでこぶのようになる胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤という病気もあります。高齢者や高血圧の方、また腹部大動脈瘤では喫煙歴のある方に起こりやすく、無症状のまま慢性に経過した場合は発見が遅れる事もあります。これらの病気の診断にはCTやMRIや超音波検査などが行われます。治療法は解離や瘤のある場所、その大きさ、進行の速度、痛みの有無などによって、手術(人工血管置換術)か内科的治療(降圧、安静、鎮痛)かが選択されます。また近年はステントグラフトによる治療も選択肢の一つとなり、手術より身体に負担の少ない治療法として期待されています。大動脈の解離や瘤は、一部には遺伝により発症するものもありますが、多くは動脈硬化が原因であり、生活の欧米化や高齢化社会の到来により近年は増加の一途にあります。しかし突然の解離や瘤の破裂による致死率は高いものの、その発生件数は心筋梗塞などと比較すると多くはありません。Aさんのように必要以上に心配するのではなく、それよりもまずは毎日の動脈硬化予防、とりわけ高血圧やスモーカーである方は食事の塩分を減らすことと禁煙に努めていくことこそが大切です。
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加齢黄斑変性治療の現況

Text by 江口眼科病院 森 文彦
加齢黄斑変性は欧米で多い疾患でしたが、わが国でも増加し、現在視覚障害の原因の第4位です。眼に入った光の情報は角膜、水晶体、硝子体を通って網膜に像を結びます。網膜の中心にある黄斑は視覚をつかさどる重要な細胞が集中し、ものの形や大きさ、色などを識別しています。加齢黄斑変性はここに新生血管が生じ、視機能が低下します。これまで治療法はありませんでしたが、2005年から光線力学的療法(PDT)が始まりました。これは薬剤を静脈注射し、黄斑にレーザーを照射することで薬剤が反応し、新生血管だけを退縮させる治療です。08年からは血管内皮増殖因子(VEGF)の働きを抑える薬を眼に注射し、新生血管を抑制する抗VEGF療法が行われています。これはPDTよりも視機能の改善の効果があり、現在治療の中心となっています。薬剤が高価であることや再発に対して繰り返し投与しなければならないことが今後の課題です。12年に人工多能性幹(iPS)細胞の研究がノーベル賞を受賞しました。14年にそれを臨床応用し、自分のiPS細胞から作られた網膜細胞の移植が1例行われ、悪性化や拒絶反応はなく、術前矯正0・1程度の視力が維持されているとのことです。昨年には他人のiPS細胞から作られた網膜細胞の移植が5例行われました。これも安全性を確認する臨床研究ですが、そのうち1例で合併症を認めました。今後、この治療のさらなる開発、改善が期待されますが、視機能の改善が認められ、広く行われるようになるまでにはまだ時間がかかると思われます。現況としては早期から現在の抗VEGF療法を開始し継続することが望ましいでしょう。
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