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アンチエイジングと矯正歯科

先日、東京、御茶ノ水で開催された日本成人矯正歯科学会のテーマは、「アンチエイジングと矯正歯科」でした。
同時に開かれた「イーラインビューティフル大賞」に女優の釈由美子さんが選ばれ、学会を華やかなものにしました。
一般にアンチエイジングを日本語で言えば「抗老化」「抗加齢」。
美容整形分野では、しわや肌の若返り、スキンケアや医学的治療により、外部から皮膚そのものをケアすることで、よく使われておりました。
現在、歯科の分野では、抜けた歯の部分に、取り外しタイプの入れ歯や、周りの歯を削らない人工歯根療法(インプラント)などにより、歯を増やすことや、黄ばんだ歯、若いときに治療し変色した歯を、ホワイトニングにより、歯を削らずに美しい歯に回復させる場合に使われ始めております。しかし、アンチエイジング治療を受けようと考える患者さまの多くは、若く見せたい、昔の自分に戻りたい、という強い気持ちをお持ちの方々と感じております。
したがってサプリメントやホルモン補充療法などの、内部から全身的に若返りを図る方法、つまり全身的な老化防止策が、最近脚光を浴びてきました。歯科に関して言えば、見せかけだけではない、親知らずなどあまり利用されていない歯を、他の部分へ移植したり、歯槽膿漏により弱った歯茎をブラッシングやスケーリングにより進行を抑え、より健康にすることがすでに行われております。
またこれらに加え、最近では、より積極的に、GTR法や人工骨移植など、歯槽膿漏の手術による、骨再生療法などが手がけられてきております。
今回の学会の特別講演の一つであったプラセンタ(胎盤エキス)治療などと組み合わせたり、高齢者への矯正歯科治療とインプラントを同時に行い、若い頃より良い歯並びを手に入れることによる根本的なアンチエイジング治療が手がけられてきております。
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白目が真っ赤! 結膜下出血

Text by 江口眼科病院 髙橋 由衣
「目が赤いよ!」と、突然家族や友人に指摘された経験がある方はいらっしゃいますか?鏡を見ると白目が真っ赤になっておりびっくりされたことと思います。この白目がべったりと赤く染まることを「結膜下出血」と呼び、結膜(白目を覆う膜)の血管が破れて、結膜の下に出血が広がった状態です。小さな点状のものから、斑状のもの、時には眼球結膜全体を覆うような広範囲なものもあります。強い痛みやかゆみ、目やにといった症状は伴わず、誰かに指摘されて気が付くことも多いようです。出血量が多く、結膜に血腫を形成した場合は違和感、異物感を覚えることがあります。結膜下出血の原因はさまざまです。眼局所の要因(眼外傷、手術によるものや急性結膜炎によるもの)や、全身性疾患(動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因、腎炎、急性熱性疾患など)に伴うものもありますが、思い当たる誘因がなくても出血することがあります。発症後は1〜2週間程度で自然に出血が吸収され元の状態に戻ります。しかし、出血量が多いと吸収されるのに時間がかかる場合もありますが少しずつ吸収されていきますので心配はいりません。基本的には眼科受診が必須な状態ではありませんが、①眼外傷を受けた場合、②痛みやかゆみ、目やにを伴う場合、③頻繁に繰り返す場合、④熱を伴う場合。これらが当てはまる場合は結膜下出血ではない可能性、全身疾患に伴う結膜下出血の場合もあり、眼科精査・加療が必要なこともありますので眼科を受診してください。
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冬は運動不足の季節です

高血圧症、高脂血症、糖尿病は生活習慣を改善することで、より高いQOL(生活の質)が得られるので、生活習慣病とよばれています。昔は成人病といわれ、年をとると避けて通れない宿命の病気と考えられていました。生活習慣の改善と言っても、そう簡単にはいきません。たとえば、運動について考えてみましょう。生活習慣病をお持ちの方には、1日30分以上の歩行を週3回以上続けるのが良いといわれていますが、この寒い北海道で本当にできるのでしょうか・・・。室内での歩行にも限界があります。そこで私は、家の階段を利用した運動や、高齢者でも簡単にできる運動を考え、患者様に実践していただいています。糖尿病をコントロールするうえで一番困るのが、冬場の体重増加と運動不足といわれています。工夫をしながらこの冬を乗り切りたいですね。
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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の新しい治療

Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典
高齢化や生活様式の欧米化などに伴ってわが国でも増えつつある、加齢黄斑変性と言う病気をご存知ですか?物を見るために重要なフィルムの役割をしている網膜の中心部を黄斑と言います。加齢黄斑変性とは老化に伴いこの黄斑部に老廃物が溜まり、炎症や出血を誘発し視野の中心が歪んだり欠けてみえたりする病気です。黄斑変性には遺伝性のものもありますが、大部分がこの老化に伴う加齢黄斑変性と言われています。殊(こと)に脈絡膜に新生血管が発生し出血することにより網膜が障害される滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性は、進行が速く急激に視力低下を来(きた)します。この疾患に対し以前より様々な治療が行われてきましたが、近年この疾患で社会的失明に至る高齢者も少なくなく、今まで以上に適応範囲が広く効果的な治療が切望されていると言えるのではないでしょうか。そのような中、現在最も注目を集めている治療方法があります。それは光線力学療法(PDT)です。では、どのような治療方法なのでしょうか?PDTとは光に反応しやすい物質(光感受性物質[こうかんじゅせいぶっしつ])をあらかじめ組織や血管内に取り込ませた上で、その光感受性物質に特定のレーザー光を照射する事によってその物質を活性化させ血管を閉塞(へいそく)または組織を障害する方法の事で、既に肺・食道・膀胱(ぼうこう)・皮膚など、多様な疾患に用いられております。具体的にはベルテボルフィンという光感受性物質を投与後十五分の時点で、レーザーを新生血管に八十三秒間照射するものです。このようにする事で他の組織に障害を与える事なく、脈絡膜新生血管のみを特異的に潰す事が出来るため、先に述べた進行の速い浸出型に有効な治療方法と期待されています。以前このコーナーで取り上げた抗酸化ビタミン・ミネラルやカロテノイドの一種であるルテインなどの抗酸化サプリメントやPDTといった効果的な治療法が次々と施行され、今や加齢黄斑変性は治療可能な疾患に変貌しつつあると思われます。
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妊娠期の口腔ケア

Text by 北斗歯科クリニック 土永 浩史
妊娠すると体の変化が起こりますが、そのうちの1つに酸っぱいものが欲しくなるなど、嗜好に偏りが生じることがあります。これはホルモンバランスや唾液の量の変化が影響を及ぼしているといわれています。また、つわりはほとんど症状の無い方から、吐くことが多くて脱水症状になり、点滴を受ける方まで個人差があるようです。つわりがひどければ、歯ブラシを口の中に入れるのが大変困難になります。妊婦さんの歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)からは、増加するエストロゲン(卵胞ホルモン)を好む歯周病原細菌が多く検出されます。また、プロゲステロン(黄体ホルモン)も増加することで炎症が起こりやすくなります。これらは歯肉炎を起こし、妊娠性歯肉炎といわれています。このような歯肉炎を防ぐために、歯科医院でのメンテナンスを行っていきたいところですが、つわりがひどい場合はなかなか歯科医院まで来院されるのが困難です。その場合はご自身でのセルフケアが必要になりますが、まずは安静にして体調が良い時間帯に歯磨きをするのがいいでしょう。歯ブラシは小さめの物を選んで小さく動かし、歯ブラシが舌に当たるのを避け、嘔吐感を少なくします。歯磨き粉は臭いと味の刺激の少ないものを使い、顔を下に向けて歯磨きし、歯磨きの後はぶくぶくうがいをします。メンテナンスが十分でなければ、歯肉炎だけでなく虫歯も悪化しがちです。妊娠していない方に通常処方される痛み止めのお薬は、妊娠中の服用は避ける必要がある場合があります。痛みが生じて痛み止めのお薬が必要な場合は、歯科医院でご相談の上、処方していただいた方がいいでしょう。
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