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自己診断はせずに、専門医に相談しましょう!
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斜視についてText by 江口眼科病院 鈴木 智哉 視能訓練士
さまざまな原因で、両眼で視線を合わせることができず、片眼または両眼がずれてしまうことを斜視といいます。斜視のタイプで最も多いのは、外にずれる外斜視です。他には乳幼児に起こる内斜視、高齢者に多い上下斜視などがあります。斜視の原因は、強い遠視や脳疾患、外傷、バセドウ病などの全身疾患で起こるものなどさまざまです。自覚症状は、二つに見える、ぶれたりぼやけて見える、眼が疲れるなどがあります。また、自覚症状がなくても他の人から指摘されて気付くこともあります。治療法は、眼鏡や訓練、場合によっては手術など、斜視のタイプや大きさによって異なります。特に乳幼児の斜視は、視力をはじめさまざまな視機能の発達に影響することがあるので、早期発見・早期治療がとても大切です。「斜視かな?」と思ったら早めに眼科の受診をお勧めします。
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高齢者の家庭血圧降圧目標値Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、いったい血圧はどのくらいまで下がれば安心なのですか?」と、高血圧で通院中の80才のAさんはとても不安な顔をして聞いてきました。どうやら、家庭血圧計を買って家族で測ってみたら、息子や嫁よりいつも高いので心配になったとのことでした。血圧を何処まで下げるべきか…とは、高血圧の治療において最も重要なテーマです。脳卒中や心臓疾患などを予防できて健康的な生活を送るために丁度良い血圧値を知ることは患者さんにとってもとても大事なことです。日本高血圧学会は過去から現在までの様々な高血圧研究を十分に解析検討し、「高血圧治療ガイドライン」としてまとめ、5年毎に改訂しています。今年の4月にも、改訂された新しいガイドラインが発表される予定です。今回の改訂案では、高齢者の家庭血圧降圧目標値にも大きな変更があります。①前期高齢者(65~74歳)は今までと同様に135/85mmHg未満ですが、②後期高齢者(75歳以上)は145/85mmHg未満に緩和され、降圧による悪影響が無ければさらに積極的に135/85mmHg未満を目指すこととなります。また、糖尿病や慢性腎臓病(蛋白尿陽性)のある高齢者は、まずは上述の値①②を第1目標とし、降圧による悪影響が無ければさらに積極的に125/75mmHg未満を目指すこととなります。しかしながら、高齢者はひとり一人が様々な病態を呈していますので、とくに持病を多くもった虚弱高齢者や85歳以上の超高齢者などは、主治医が個別に判断して降圧目標値を慎重に設定しなければならない場合もあります。一方、65才未満の中年若年者にも変更があります。今までは125/80mmHg未満でしたが、新ガイドラインでは135/85mmHg未満(前期高齢者と同値)へ緩和されます。このように、家庭血圧降圧目標値は一様ではなく年齢や個々の病態によって違いがありますので、Aさんのように若い人達と比べて不安に思わずにもう一度主治医から説明を受けてみることがよいでしょう。
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最近のコンタクトレンズText by くどう眼科クリニック 釜石 清隆
使い捨てタイプのコンタクトレンズが広く普及していますが、最近、付加価値を加えた製品が増えてきました。レンズの素材では、“シリコーンハイドロゲル”製のものが多く登場しています。従来の製品よりも角膜に多くの酸素を供給することができ、長時間の装用でも目への負担は軽減されます。さらに、乾燥感の低下、タンパク汚れがレンズに付着しにくいなどの特徴があります。紫外線対応(UVカット)している製品もあり、悪影響のある波長をコンタクトレンズで吸収し目に届かないようにします。紫外線は白内障や翼状片(よくじょうへん)などの疾患に関連があると言われています。ただ、どんなに優れたコンタクトレンズでも正しいレンズケアと眼科専門医の定期的な診察は必要です。コンタクトレンズを作るときは眼科専門医に相談し、自分の目に合うものを処方してもらいましょう。
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冬になると肌がカサカサに乾燥します。良い対処法はありますか?Text by やなせ皮フ科クリニック 梁瀬 義範
強い垢こすりや長湯も皮膚の機能低下に影響。スキンケアにはバランスの良い食生活が何より重要全身を覆う皮膚は、外敵から身を守る防御機構の最前線に位置し、新陳代謝を活発に繰り返しています。皮膚がカサカサに乾燥すると、その機能は低下してしまいます。皮膚の潤いを決める要素には、皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子の3つがあります。皮膚は角質で覆われ、一つひとつの角質細胞はレンガを積み上げたような構造をしています。毛穴から分泌される皮脂が角質表面を包み込んでおり、角質細胞の間にはセラミドという物質を中心として脂質が充満しています。また、角質細胞の中にはアミノ酸を中心に天然保湿因子が存在しています。これらの働きによって皮膚の潤いが保たれているのです。お風呂で行うことが多い「垢こすり」は、かつての1カ月に数回しか入らないような入浴習慣だと、実際に垢が皮膚の表面にたまり、強くこすることに意味があったでしょうが、ほぼ毎日入る現在の入浴習慣では、こするという行為は、皮脂を洗い流し、いたずらに皮膚をそぎ落とす行為でしかないのです。このことにより、皮膚のバリア機能は著しく阻害されます。また、長湯を続け、皮膚がお湯と接触し続けると、潤いを決定する要素の一つ、天然保湿因子が流れ出てしまいます。お風呂に入ってきれいにしているつもりの行為が、実は外からの刺激が侵入しやすいような状態にしてしまっているのです。皮膚の健康を保つうえでは食事も重要です。皮膚は網目状に張り巡らされたコラーゲンの線維によってその弾力が保たれています。コラーゲンの主な原料はプロリン、アルギニン、システインなどのアミノ酸です。コラーゲンを合成するには良質なタンパク質とビタミンCが不可欠です。またアミノ酸のひとつであるタウリンも肝臓の機能を高め、皮膚に有害な物質を除去するのに有効な成分とされており、それを多く含む魚介類の摂取がお勧めです。またビタミンCはメラニン色素の変化を防いだり、コラーゲンの形成と維持を調節したりする効果を持ち、鉄分の吸収を助ける働きもあります。通常の食事をしていればビタミンCが不足することはまずありませんが、偏食している場合や抗生物質を服用している場合、腸内細菌が変化しビタミンCの合成が低下する場合があります。ビタミンCが低下・欠乏すると皮膚の内出血や粘膜からの出血が起こることがあります。このほかにもビタミンAやEは抗酸化ビタミンと呼ばれ、保湿成分の生成に関与し、皮膚の老化を防ぐ働きがあります。亜鉛やセレンといったミネラルも皮膚の増殖や機能の維持に必要不可欠な栄養成分です。細胞を正常に働かせるには、必須アミノ酸を含むタンパク質を十分摂取しビタミンやミネラルも摂る必要があります。バランスの良い食事を心がけること、これが皮膚にとって一番です。
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ステイホームでスマホ老眼が急増!!Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子
人間の目の構造は、カメラに似ています。水晶体は、カメラのレンズにあたり、遠くを見る時は薄くなり、近くを見る時は厚くなるように調節しています。老眼とは、この調節力が衰えてくる状態で40歳前後から始まります。しかし、最近は、近くが見づらい・かすんで見える・夕方になると物が見づらい・頭痛・肩こりなどの老眼の症状が、小学生から30代までの若い方にも出てきているのです。去年からのコロナ禍によりステイホーム時間が増え、スマホに触れる時間が増えているようで、若い人の10人に1人は、15時間以上もスマホを見ているとのことです。こんなに長時間スマホを見ていると、調節力が衰えて老眼と同じ症状が出る、いわゆる「スマホ老眼」になってしまいます。また、下向き姿勢で頬やあごもたるみ、老け顔になるとも言われています。ぜひ眼科で正確な視力検査を受けてみましょう。
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