■ご訪問者数:29911574
在宅クリニック函館日吉  カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

コラムを読む

片頭痛の新薬

Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税
最近、片頭痛の新しい治療薬がいくつか登場しました。片頭痛の治療薬には、頭痛発作時の頓服と発作の予防薬の2種類がありますが、その両方に新薬が登場しています。頭痛発作時には、トリプタンというグループの薬が標準的に使われていますが、この薬は使うタイミングが難しく、痛み始めに使うのが良いと言われています。昔の薬に比べ、よく効きますが、タイミングが悪いと、痛みは止まらず、「この薬は効かない」と判断されたりします。また、使い過ぎると薬のせいで頭痛が強く、しつこくなることもあります(薬物乱用による頭痛は、この薬に限ったことではありません)。これらの問題に対して、発作時の薬としては、ジタン系薬剤という新しいタイプの薬が登場しました。これは服用するタイミングを選ばないという特徴があり、トリプタン製剤がうまく使えなかった、あるいは効果がなかったという人にお勧めです。頭痛発作が頻回で長期間続いている人には、予防薬が適用されます。これにも何種類かありましたが、この領域でも新しい薬が出ました。片頭痛のメカニズムは完全には解明されていませんが、痛みを引き起こしている物質の一つと思われるものをブロックする薬ができました。これは注射薬で、3製品販売されています。月に1回、あるいは3カ月に1回、皮下注射します。慣れれば、自己注射も可能ですので、受診回数も減らせます。ただし、完全に片頭痛の発作を押さえられるとは限らず、内服薬を減らすことはできても、完全に縁を切るのは難しいことです。また、非常に高価であるという欠点もあります。どんな薬にも長所や短所がありますが、選択肢が増えることは喜ばしいことです。片頭痛に悩んでおられる方は医療機関でご相談ください。
続きを読む

良い塩梅の塩加減

脳、心臓や腎臓に重大な障害をもたらす悪い病気としては、特に高血圧が良くないのですが、血圧を上げる原因の1つに食塩の取りすぎがあります。高血圧が毎日の食事と関連する生活習慣病と言われるゆえんです。「和食はとても健康的な食事だ」と言われています。実際その通りなのですが、塩分の取り方が多い食事でもあります。冷蔵庫がない高度成長期の以前には、食品の保存に塩が防腐剤の役割をしていたのです。漬物、みそ、しょうゆは明らかにしょっぱいですが、かまぼこもつなぎに塩を使っています。冷蔵庫が三種の神器として各家庭に普及した後も、1日20g以上の塩を取る生活が続いていました。塩分の取りすぎから高血圧になり、血圧が高いために脳内の血管が破れたり詰まったりして、脳卒中を発病することが非常に多かったのです。だから昭和の中期(’60年)までは、脳卒中が死亡原因の1番で、平均寿命は65歳程度でした。その後の減塩運動が奏功したり、高血圧の治療が普及したりして、脳卒中の死亡は急激に減り、日本の平均寿命は大きく伸びました。減塩した食事では、下の血圧(拡張期血圧)が特に下がりやすくなります。日本人の塩分平均摂取量は’85年頃には1日13gが平均でしたが、最近は10.5gに減っています。ただし、北海道は塩の取り方が多い方の地域になります。1日の塩分は6~7gが理想的と政界保健機構では勧めますが、日本では、まだ遠い目標と思われます。梅干し1個1g、カレーライスには3g、ラーメン・とんかつ定食には4g、そば・すき焼き定食には6gの塩が入っています。だから、そばを汁まで飲んでしまうと1日分の塩を取ることになるので、汁は飲まないようにすることが必要になります。一般的に外食では塩分が多くなると思って間違いありません。コンビニ弁当も付いている調味料を使わないようにして1食の塩が4g位になります。レモンや酢を調味料に多く使うと、また、昆布でだしを濃くとると塩の量を減らすことができます。いろいろと工夫して減塩するように気を付けてください。
続きを読む

春の健診で視力の結果が悪かったら

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
新学期を迎え、我々眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供たちは学校からもらってきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力という検査は初めての経験で、やり方も良く理解出来ないかもしれません。そのため本来の視力より低く出ただけということもあります。しかしながらこの年齢で結果が悪い場合、遠視や乱視のお子さんも多く見受けられます。そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この一年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復出来なくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だともいえます。簡単にいうと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し強い遠視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけてしまいます。いつもはっきりしない画像しか見えていないため視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。そのため放置するとメガネで矯正しても視力が出ない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。用紙に斜視と書かれている時もあります。斜視は片目が正面を見た時に、もう一方の目が他の方向を向いてしまって視線が外れている場合です。常に視線が外れている場合や、時々外れている場合、また、疲れた時などにちょっとだけ外れる場合など程度はさまざまです。視力を矯正するだけで治ることもあり、早期に検査・治療が必要な場合もあります。健康診断で視力の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。
続きを読む

乳房再建について

Text by 北美原クリニック 早川 善郎
現在の乳がんの手術は、乳房温存術(乳房部分切除)が第一選択ですが、大きい乳がんや広範囲に拡がった乳がんでは乳房切除が行われています。乳房を全摘出した方の中には、やはり、どうしても左右のバランス、乳房の喪失に伴う見た目の問題で悩んでいる人も少なくありません。温泉などの公共の場から足が遠のいてしまうこともあると思います。『乳房再建』という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。乳がんで失われた乳房を再び取り戻す手術を乳房再建と言います。再建する方法には、人工乳房を用いる方法(インプラント)と自家組織を用いる方法があります。以前は、人工乳房を用いる方法は保険適用外であり、乳房再建を希望する人は自費で行っておりましたが、2013年7月から、人工乳房を用いた乳房再建手術が保険適用となり、乳房再建を希望される方がさらに増えることが予想されます。保険適用ではなかった時期は、約80~100万円程度の自費負担でありましたが、現在は、保険適用と高額療養制度を用いると、10万円ほどで乳房再建が可能になってきております。実際、乳がんの手術自体も以前に行われていたような無理な温存手術が減り、安全に乳房全摘出した後に乳房再建を行うという選択肢が増えてきています。実際の再建までの流れを、乳がんで乳房切除を行っている人を例にとってみます。まずは、人工乳房を入れる部分に、皮膚拡張器(ティッシュエキスパンダー:簡単に言うと水の袋)を挿入し、数カ月かけて徐々に水を増やしながら皮膚を拡張させていきます。その後、永久的な人工乳房(インプラント)に入れ替えを行います。乳房再建は主に形成外科医が中心になって行いますが、乳腺専門医との協力が非常に重要です。それぞれの資格を持った病院・医師にご相談してください。しかし、これらの乳房再建は、美容の目的や予防のための乳房切除(遺伝性乳がんなど)には、保険適用がありません。今後、乳房再建手術は、乳房切除をされた方の生活の質の向上に役立つ一つの選択肢になってくると思われます。
続きを読む

加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)を知っていますか

Text by 江口眼科病院 森 文彦
加齢黄斑変性は、欧米では50歳以上の視力低下の原因の第1位の眼疾患です。
国内でも増加していますが、あまりなじみがないかもしれません。
眼のフィルムの働きをする網膜の中心部である黄斑が、さまざまな原因によって障害される疾患が加齢黄斑変性です。この疾患になると、ものがゆがんで見えたり、ぼやけて見えたり、見たい部分が黒く見えたりします。
眼科で眼底検査や蛍光眼底造影検査(けいこうがんていぞうえいけんさ)をおこなうことにより診断ができます。数年前に認定医による光線力学的療法(こうせんりきがくてきりょうほう)がわが国でも認可されこの方法による治療が行われています。
これは光に反応する薬剤を体内に注射した後に、病変部にレーザー照射する治療法です。
弱いレーザーによって薬剤を活性化し、網膜へのダメージを抑えながら病変を小さくさせます。気になる症状がありましたら、眼科で眼底検査を受けて下さい。
続きを読む

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

あ
医科 歯科  
か
医科 歯科  
さ
医科 歯科  
た
医科
な
医科 歯科  
は
医科 歯科  
ま
医科 歯科  
や
医科