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赤い尿がでたら

赤い尿は、ご存知のとおり血尿といいますが、二種類あります。自分の目でみてはっきりと赤いことがわかる肉眼的血尿と、みためは正常ですが検診や病院の検査でたまたま指摘される顕微鏡的血尿です。どちらも何らかの病気が潜んでいるサインを示していることがあります。さて、検診などで尿潜血反応が陽性で、2次検査を受けるように勧められる場合があります。厳密にいえば、顕微鏡的血尿とは違いますが、潜む病気を見落とさないようにしようという観点からみれば、これも顕微鏡的血尿に含めて結構です。ちなみに、尿は腎臓で作られ、尿管という細い管を通って膀胱に貯まります。そして尿道を通り排泄されます。これらの経路を尿路と言います。尿路のどこに異常があっても、最終的にでてきた尿は赤くなります。尿が出始めから終わりまで赤いか、終わり頃だけ赤いかなど色調の変化があるかどうかは、尿路のどこから出血しているか予想の参考になるので、気にしてみてください。(女性の場合は、そこまでみるのは難しいことがありますが。)顕微鏡的血尿の場合は?尿路の腫瘍や、慢性腎臓病のサインであることがあります。慢性腎臓病は進行すれば慢性腎不全にいたる注目されている病気です。とくに心配する病気がなくても、尿潜血だけ陽性になるかたがいます。肉眼的血尿の場合は?膀胱炎でも血尿は起こりますが、注意しないといけないのは血尿以外の症状がないときです。(例えば排尿時の痛みや頻尿など)これは膀胱腫瘍など重大な病気のサインであることが多いです。腫瘍があっても、血尿は自然に止まります。病気が治ったかと勘違いして放っておくかたがいますが、その間に腫瘍は成長するので治療が難しくなることがあります。いずれの場合でも、潜む病気を見逃さないように専門医の受診をお勧めします。
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空気が乾燥しています。ドライアイにご注意

Text by 清水眼科クリニック 院長 清水信晶
冬になり空気が乾燥してくるとお肌もかさかさしてきますが、目もシブシブ・ショボショボして疲れやすくなってきます。これは目を潤している涙が奪い取られてしまうためです。このような状態をドライアイ(乾き目)といいます。症状がひどくなると表層角膜炎(ひょうそうかくまくえん)や結膜炎を起こして目の表面に傷をつけた状態にもなってしまいます。疲れ目を訴える人の約6割はドライアイが関係しているという調査もあります。「目が疲れやすい/目が乾いた感じがする/目がしょぼしょぼする/目がゴロゴロする/目が重い/目が痛い/なんとなく目に不快感がある/目ヤニが出る/目が赤い/まぶしい/目がかゆい/物が霞んで見える/涙が出る」このうち五つ以上あてはまれば、ドライアイかもしれません。ドライアイには次のような要因があげられます。○空気の乾燥(目の表面から涙液が蒸発しやすくなります)○瞬きが少ない(読書やパソコン操作に集中していると、瞬きの回数が減ります)○コンタクトレンズの装着(コンタクトレンズが水をはじくために、目が乾燥することがあります)○シェーグレン症候群(中年の女性に多い病気で、目や口、鼻などの粘膜が乾燥し、関節痛が起きることもあります)ドライアイの治療には、○点眼薬で目を潤す。(保水効果のあるヒアルロン酸や涙を増やすという薬を点眼する)○涙点とよばれる涙を鼻に排出する小さな穴に特殊なプラグを刺し込む手術をして塞いでしまえば、涙を眼球表面に長く留めることができます。○フード付き眼鏡の利用(眼鏡の脇から涙が蒸発するのを防ぎ、小さな加湿器タンクがついているドライアイ専用眼鏡カバーで涙の蒸発を防ぎます)、などがあります。
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唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)と歯科のかかわり

唇顎口蓋裂は、胎生期に癒合するはずであった上あごの真ん中部分が離れたままで生まれてくる疾患で、最近では手術や矯正歯科治療の進歩により、治ってしまえば誰も気づかないこともあります。
私が札幌医科大学の口腔外科に勤務していたころは、この疾患を持つ子どもたちが北海道各地から集まっておりました。
しかし、現在ではほとんどが北海道各地方都市の総合病院にいる形成外科医から治療を受けられます。
その中でも、この疾患についてトレーニングを積んだ医師のみにより手術されております。
最近では、出生直後のホッツ床(口蓋裂があるため哺乳が困難な場合に口と鼻を遮断し哺乳を助ける柔らかい樹脂で作った入れ歯のような上顎にはめるプレート)の使用から始まり、歯列矯正治療を終えるケースで考えると、歯科医とは17年間ほどの長い期間付き合うことになるため「こころ」の管理をふくめて、長期の取り組みが必要となります。
この疾患の発生原因は不明で、おおよそ5、6千人に1人の割合で生まれます。
函館の人口は約28万人ですので統計上500名程の患者がいると考えられるということになります。一昨年、日本口蓋裂学会に当院の統計について報告させていただきましたが、それによると23年間に受診した唇顎口蓋患者さんは、225名でした。
人生80年とすると、23年間の受診者数から算出すると統計上考えられる500名を上回るので函館地区のほとんどの方が当院を受診していることになります。
この疾患へは、言語治療士やその他の医療従事者によるチームアプローチによる取り組み治療がされております。
この疾患の影響により、上あごの発達が悪くなりやすく、反対咬合や乱杭(ラングイ)歯が生じ、矯正歯科を含めた歯科治療が必須のものとなります。
矯正歯科の保険導入については、コロンビアトップ議員の国会質問がきっかけとなり、1982年にようやく保険導入が開始され、まだ30年しかたっておりません。函館でも良い医療を提供するため、歯科医は頑張っております。
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成人の視力障害原因の第1位は?

Text by 江口眼科病院 杉本 哲理
現在、成人の視力障害の第1位は糖尿病網膜症です。糖尿病網膜症は糖尿病に伴う3大合併症の1つで、その程度は様々ですが、場合によっては失明することもあります。眼の網膜は細い血管で構成されていて、糖尿病により血液中の糖分が増え粘度が高くなると、網膜血管がつまってしまいその結果、網膜に血液が循環されなくなります。これが原因となって網膜に出血や浮腫を起こしたり、硝子体に出血を起こし、視力が低下すると考えられています。糖尿病網膜症にならないための一番の予防は血糖のコントロールです。糖尿病網膜症の進行スピードは人それぞれ異なりますが、血糖のコントロールが悪ければ悪いほど、悪い期間が長ければ長いほど、糖尿病網膜症は早く進行することが知られています。また、高血圧や高脂血症も糖尿病網膜症の進行の危険因子であることが知られています。これらを改善するためには内科へ定期通院し、全身管理を継続的に行うことが大事と考えられています。我々、眼科医は採血データの中でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を指標にして、網膜症の進行を予想しています。眼科と内科の連携には糖尿病手帳というものがあり、HbA1cも記載されますので、是非利用してください。糖尿病網膜症は初期には自覚症状に乏しく、視力の低下など自覚症状が出てきた時には病気がかなり進行していることがあり、場合によっては視力の回復が難しいことがあります。しかし、早期から眼科を定期的に受診し眼底検査をしていれば、必要な時点でレーザー治療を行え、病気の進行をある程度予防することが可能です。糖尿病になったら、たとえ自覚症状がなくても、定期的に眼科を受診してください。また、血糖のコントロールが落ち着いていても、糖尿病網膜症は数十年してから発症することもありますので、最近通院されていない方もこれを期に一度眼科を受診されてはいかがでしょうか。
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鼻の調子が悪く、いつまでも治りません。単なる風邪ではないのでしょうか?

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
症状が2週間も続くならアレルギー性鼻炎の可能性も。子どもの場合には続発する中耳炎も心配。早期受診が大切冬といえば風邪の季節ですが、その中で一見風邪の症状だと思っていたものが、実はアレルギー性鼻炎による症状の悪化である場合が意外と多く見られます。風邪だと思っても、症状が2週間も続くようであれば何らかの慢性的な状態が考えられます。また、必ずしもアレルギー性のものではない場合もあるため、いずれにしても医療機関で検査してみる必要があります。通年性のアレルギーは基本的にハウスダストやダニが原因で、すでに鼻は過敏な状態にあります。そこに冬場は寒暖差や湿度差が激しいなどの物理的刺激が多くなるため、鼻の調子が悪くなりがちになるのです。経験的に秋口から寒くなって、乾燥が進む季節に入ると調子を悪くして不安定な状態に陥る人が多いので、その季節から注意が必要です。ただアレルギー性鼻炎の発症を予防することは難しく、すでにアレルギー性鼻炎と診断されている人であれば、事前に薬を飲むなどの対策もとれますが、既往症がない人ではいかに初発症状を見逃さず、少しでも早く専門医を受診することが大切といえます。特に注意しなければならないのは、子どものアレルギー性鼻炎で、意外と放置された状態のままの子どもが多いのです。鼻の状態が悪いと風邪をひきやすく、またアレルギーなどで鼻の状態が常に悪ければ、いずれ鼻の機能がまったく失われてしまいます。例えば鼻から空気を吸った際に、鼻の中で粉塵(ふんじん)や細菌を取ったり、空気を加湿化し肺に送るという大事な機能がまったく破綻してしまうわけです。当然あらゆる感染症にも罹りやすくなってしまいます。さらに鼻の状態が悪いと、結果的に中耳炎にも罹りやすくなるのです。中耳炎が子どもに多いのも、そういったことが関係していて、多くの場合、風邪から鼻の調子を悪くしてしまい、続発的に中耳炎を起こしているのです。そのため中耳炎の発症も冬場に多く見られます。その意味では、中耳炎の治療のポイントは、鼻の状態のコントロールにあるということがいえるわけです。また、治療には抗生物質の適切な使用が重要です。一般的風潮として抗生物質は敬遠されがちですが、特に幼少期に起こす中耳炎や鼻炎の細菌の種類は決まっていますので、その動向を見極めて適切な抗生物質を選び使用することで、それぞれの症状も速やかに改善されます。耳鼻科は基本的に感染症外来です。風邪も感染症ですので、鼻の調子が悪いなどの症状が長く続く場合や、特に学童期以下の子どもの場合には、まず耳鼻科への受診をお勧めします。
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