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熱傷(やけど)Text by すどうスキンクリニック 須藤 聡
熱傷(やけど)は日常的に多く見られる外傷の一つです。熱傷は高温のものが皮膚に一定時間以上付いて起こるものです。付いたものの温度と付いていた時間によって深さが決まります。高温のものだと一瞬で深い熱傷になります。低温のものでも付いている時間が長ければやはり深い熱傷になります。これは低温熱傷といわれるもので、深い熱傷のことも多いものです。そして、熱傷はその深さによって1度、2度、3度に分けられます。1度は最も浅いものです。赤くなるだけで数日で治まります。日焼けなども1度の熱傷です。2度の熱傷は水疱(水ぶくれ)ができます。2度の熱傷は深さによって浅いものと深いものとに分けられます。浅いものは1〜2週間で傷あとにならずに治ります。2度の熱傷の深いものは治るのにもっと時間がかかり、肥厚性瘢痕というケロイドのように盛り上がった傷あとになることもあります。2度の浅いものでも炎症が強くなったり、化膿したりすれば深くなることもあります。3度になるとさらに深くなり皮膚が黒くなったりします。また、痛みは浅い熱傷の方が強く、深い熱傷になると痛みは弱くなってきます。熱傷を受傷した時は、大切なのは冷やすことです。冷やすことで深いやけどになることを防ぐことができます。また、痛みも和らげることができます。水疱(水ぶくれ)がある場合には、できるだけ破らない方が痛みも少なくてすみます。破れてしまった時には、創傷被覆材といって特殊なシートで覆うことによって痛みを軽減し、早く治すこともできます。2度の深いもの以上の熱傷になると、治るのに時間がかかりますし、傷あとになったりすることも多く、専門的な治療が必要になります。
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お肌の老化予防と美肌を維持するための『メディカルエステ』エレクトロポレーション/ソノフォレーシスText by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
痛みなく、高分子のアミノ酸、胎盤エキスなどを導入することができるエレクトロポレーションとビタミンA、ビタミンCなどを導入することができるソノフォレーシスが、お肌の老化予防と美肌を維持することで注目されています。30~40代の女性に多く見られるシミシワの原因は紫外線、老化などがありますが、多くの方に女性ホルモンのアンバランスや肌のビタミン、ミネラルの不足が関係しているといわれています。エレクトロポーションやソノフォレーシスを施行することによってお肌の栄養環境が変わり、顔全体、特に冬の目の周囲のしみ、しわ、乾燥に効果があります。また、光治療やレーザートーニングなどのシミシワの治療前や治療後にエレクトロポレーションやソノフォレーシスを行うと、より良い効果と治療後の効果の持続が期待できます。
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患者本位のやさしい診療で地域に貢献。新たな診療システムの構築など高度な医療を提供。Text by みはら歯科矯正クリニック/五稜郭むらい矯正歯科クリニック
矯正歯科では函館でも先駆け的存在で知られる「みはら歯科矯正クリニック」は村井茂院長と村井かおる副院長の2人体制で、やさしい診療に取り組んでいる。「矯正治療は、治療後、患者さんに心から喜んでもらえることが大切。歯科医の理想を目的とした指導や治療を勧めるのではなく、患者さん本位の診療を心がけています」と村井院長。同クリニックの矯正治療では、従来のヘッドギアなどの装具を使う治療法ではなく、患者は何もしなくても24時間自動的に歯の矯正が行えるインプラントアンカーを用いた矯正治療に2002年から積極的に取り組んでいる。ブラケットだけでは難しい症例にも効果的で、その豊富な実績は高く評価され、10年12月12日に台湾で開催される世界的なインプラント歯列矯正会議(WIOC)の招待も受けて、「インプラントを使った矯正治療の利点について」と題した講演も行っている。また国内歯科診療室では初めて、受付から予約、デジタルレントゲンの導入など、すべてをコンピューター化し、院内LAN化を構築。各総合病院との提携や、はこだて未来大学の協力を得ながら、CTやMRIの画像データを活用して手術の3次元シミュレーションを実現し、安全性の高い治療を実践する。各ユニットに設置されたモニターで、レントゲン画像を見ながら行われる治療説明も分かりやすいと好評だ。さらに、一般的なレントゲンやCT画像だけでは平面的で、型取りをした模型では歯の根の部分までは分からないなど、従来の診断システムでは分かりにくかった歯の生え方、根の角度、歯の長さ1本ごとの長さまでが分かるというオリジナルの診療システムも新たに構築。これは3次元データ化した歯の構造写真のイラスト化したものを、患者の3次元顔写真を透視画像に組み合わせることで、口腔内の状態を患者により視覚的に分かりやすく説明することが出来るというもの。「独自のもので、より正確な治療計画が立てやすいとともに、患者さんにも分かりやすく説明ができ、治療経過も目で見て分かるので患者さんに好評です」と村井院長は話す。日本成人矯正歯科学会に認定された道南唯一の矯正歯科専門医であり、10年から矯正歯科研修施設として認可され、大学院生などの受け入れ、教育にも取り組んでいる。矯正歯科と形成外科、口腔外科を組み合わせた新たな歯科分野に取り組んでいるのも特徴の一つ。唇顎口蓋裂治療など、高度な技術を必要な大学病院レベルの医療を実施。「患者さんやご両親から、地域で医療が受けることができるということで、大変喜ばれています。大学病院では難しい地元に密着した治療、地元で高度な医療が受けられるよう、地域の人たちに貢献したいと考えております」と話す。
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緑内障についてText by 江口眼科病院 高木 誠二
緑内障とは徐々に視野欠損の進行が見られる病気です。近年の中途失明の代表的な原因ですが、早期に治療を開始すれば重症になることを防げる可能性のある病気でもあります。初期には自覚症状がほとんどなく、診断のためには眼科にて検査をうける必要があります。緑内障の検査は眼底検査、眼圧検査、視野検査などが代表的なものでしたが、最近はこれに加えて光干渉断層計という眼底画像解析装置が導入されています。2000年ころから臨床にて使用が開始され、早期診断に非常に有用と、これまでも多く報告されています。また、緑内障の有病率は40歳以上では5%とも報告されていますが、そのうちの20%程度しか治療がされていないとも報告され、多くの緑内障患者が適切な治療を受けていないと考えられています。ぜひ一度、緑内障の色々な検査をうけてみましょう。
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脳の健康度チェックText by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税
要介護状態の最も大きな原因は脳血管障害や認知症であり、脳の健康は極めて重要です。定期的な脳の健康度チェックが望まれますが、脳ドックは健康保険が利かない自費診療で、学会の指針に従った検査を全て行うと高価になります。また、病気の保険診療でも医療費削減が叫ばれる昨今、むやみにMRI検査などを行うことには批判があります。では、どんな人が検査を受けたら良いのでしょうか?ときに「隠れ脳梗塞(こうそく)」と呼ばれたりする小さな脳梗塞(ラクナ梗塞といいます)の発症・増悪には高血圧が強く影響すると考えられていますが、このラクナ梗塞が認知機能低下の危険を高くすると言われています。実際、高齢男性で血圧正常の人に比べて、高血圧が十分コントロールされていない人では認知機能の低下が確認されています。他に糖尿病と認知機能の低下の相関も示唆されており、このような生活習慣病を持った人たちには脳の健康度チェックが必要でしょう。また、色々な病気に遺伝が関与していますが、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)も家族性のある病気のひとつです。血縁者にある種の病気があることを「家族歴がある」といいますが、脳動脈瘤の家族歴が二人以上ある場合、家族歴がない人と比べると脳動脈瘤を持っている可能性は五倍になるという報告があります。ごく最近の『国際脳卒中会議二〇〇七』で、脳動脈瘤を持っている人の一〇%に、同じく動脈瘤を持っている一親等の親族がおり、脳動脈瘤を遺伝により受け継ぐと前の世代よりも破裂が早くに見られるという発表がありました。例えば、親の世代でクモ膜下出血が五十歳で生じた場合、子の世代では三十五歳頃からクモ膜下出血が見られたといいます。このことから家族歴がある場合、若い世代から脳動脈瘤の有無を検査するよう勧められています。全ての人が定期的に検査するのが理想的かもしれませんが、社会全体としての効率を考えるとリスクのある人を優先するべきでしょう。ここに挙げたようなことに思い当たる人は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
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