■ご訪問者数:29403355
在宅クリニック函館日吉  カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

コラムを読む

家庭血圧の値のバラツキ=血圧変動

Text by 関口内科 関口 洋平
「先生、家庭血圧の値のバラツキが大きくなったのは、私の機械が壊れているのでしょうか?」と、高血圧で通院しているAさんは首をかしげて聞いてきました。どうやら、毎朝きっちりと同じ時刻、同じ姿勢で家庭血圧を測定しているのに、季節が秋に入った頃から、測るたびに血圧の値が大きく違うようになり、自分の家庭血圧計が信用できないとの相談でした。血圧の値は測定する度にバラツキがあるものです。これを血圧変動といって、病院で測る診察室血圧も家庭で測る家庭血圧にも必ず変動があります。以前は、測定器の機械的誤差や測定方法が丁寧でないことなどが、血圧変動の主な原因と考えられていました。しかし2010年頃から、血圧変動が大きいことが脳卒中の発症と関係があるとの研究結果が報告されるようになり、血圧変動は老化や動脈硬化の進行とも深く関係があると考えられるようになりました。血圧変動には、夏に低く冬に高くなる「季節変動」、病院の定期受診時に測定する度に違った値となる「受診間変動」などがあります。さらに近年は家庭血圧測定が普及したことによって、毎日測定すると毎日違う値となる「日間変動」、朝と夜などの1日の中で違う値となる「日内変動」、さらに1機会に複数回測定した場合に違う値となる「測定間変動」などが容易に調べられるようになりました。最近はそれらの変動に関して幾つもの研究がされるようになり、血圧を下げる薬の中でも特にカルシウム拮抗薬が、「受診間変動」を小さくすることで、脳卒中を予防する可能性がある事が分かってきました。Aさんのように気温が寒くなり始める秋頃から血圧変動が大きくなる人は、動脈硬化が進行していると思われますので、冬期間は気温の低い場所に突然出ることを避けるなど気温の変化に注意することで、血圧変動を大きくさせない生活をおくることがとても大事です。
続きを読む

ピロリ菌をやっつけろ!

Text by はら内科クリニック 原 信彦
胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍の原因として、ヘリコバクター・ピロリ菌が発見され、二〇〇〇年十一月より、ピロリ菌の除菌治療が行われてきました。多くの患者さんが、この治療の恩恵を受け、潰瘍の再発・再燃から解放されました。しかし、残念なことに二〇%前後の患者さんには効果はありませんでした。原因は、ピロリ菌を除去する抗生物質が効かない、いわゆる耐性菌の出現でした。日本ヘリコバクター学会では「ヘリコバクター・ピロリ感染が胃癌(がん)を含む様々な疾患の発症に深く関与していることが明らかになってきており、本邦においてヘリコバクター・ピロリ除菌療法の徹底を図り、ヘリコバクター・ピロリ感染を撲滅していくことは、胃癌をはじめとする消化管難治性疾患の発症予防に極めて重要かつ重大なことである」と位置づけ、ピロリ菌を撲滅させる研究がなされていました。その結果、新たな治療が今年の八月に承認され、現在加療できるようになりました。これを「二次除菌治療」と呼んでいます。以前の治療(一次除菌)が不成功だった方に、この二次除菌を行い、八十五~九十%前後の方々が除菌に成功しています。治療は、一次除菌薬剤のクラリスロマイシンを、メトロニダゾールという薬剤に一種類変更しただけです。ただし、この二次除菌を行う方は、新たな耐性菌の出現を避けるために一次除菌が不成功だった方のみ限定となります。主な副作用は、一次除菌のときとほぼ同様で下痢・軟便です。また、気をつけなければいけないのは、二次除菌の薬は酒と相性が悪く、除菌治療期間の一週間は禁酒が必要になります。これからの季節は、忘年会・新年会があると思いますので、二次除菌治療を希望の方は、急がず正月が明けてからじっくりと治療に取り組んではいかがでしょうか?
続きを読む

線がゆがんで見える

Text by 江口眼科病院 甘利 達明
最近何となく見え方がおかしい、線がゆがんで見える・・・心当たりのある方はいないでしょうか?年齢を重ねると体のさまざまなところに病気が出てくることがありますが、加齢黄斑変性もその一つです。同じように加齢による有名な眼疾患として白内障があります。これはカメラで例えるとレンズの部分が白く濁ってしまう病気です。加齢黄斑変性はフィルムの部分に老廃物がたまり、映像を映せなくなってしまう病気です。日本では推定70万人の患者がいるとされ、日本人の失明原因の4位です。この病気の発症には喫煙や食生活の欧米化が関わっていると考えられ、欧米ではなんと失明原因の1位となっています。加齢黄斑変性は早期には自覚症状がないことがあり、進行するとモノがゆがんで見えるなどの症状が現れます。日本人の加齢黄斑変性は片目だけに発症することが多く、両目を使っている日常生活では気付きにくいので、眼科の受診・発見が遅れやすいです。加齢黄斑変性はこれまで治療法のない病気とされていました。最近では抗VEGF薬という薬剤を眼球に注射することにより、病気の進行を抑え、視力の回復が期待できるようになりました。この抗VEGF療法は現在加齢黄斑変性の最も標準的な治療ですが、病気が進行し一度傷んでしまった神経細胞を回復させることはできません。そこで現在、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた再生医療が研究されています。数年前には患者さんに網膜のiPS細胞を移植する治験が行われ、大きな話題となりました。このように治療が日進月歩で発展している分野で、早期発見・治療が重要です。タイトルの症状に心当たりのある方はぜひ一度眼科を受診されてはいかがでしょうか。
続きを読む

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と狭心症

Text by 北美原クリニック 遠藤 明太
近年、肥満の方がどんどん増えています。脂質を大量に含んだ食事を摂る方が増えているためと考えられます。肥満は生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)の悪化に直結していますが、最近は、メタボリックシンドロームの主要な因子と考えられ注目されています。メタボリックシンドローム(以下MS)は高コレステロール血症に次ぐ心血管疾患予防ターゲットといわれ、一人の人に高血糖・インスリン抵抗性・高中性脂肪血症・高血圧など、動脈硬化の危険因子が集積する動脈硬化性疾患発症のリスクの高くなる病態と考えられています。MSはおなかにたまった脂肪(内臓脂肪)がアディポサイトカインの分泌異常をひきおこし、糖尿病や高脂血症、さらに高血圧を悪化させ動脈硬化を進展させるといわれており、端野(たんの)、壮瞥(そうべつ)両町での疫学研究ではMSの人はそうでない人に比べ、1.8倍心血管病の発症率が高いということがわかっています。2005年4月に発表されたMSの診断基準では必須項目として腹部肥満(ウェスト径男性85cm以上、女性90cm以上)があげられており、そのほかに、高中性脂肪血症(150mg/dl以上)低HDLコレステロール血症(40mg/dl未満)、血圧130/85mmHg以上、空腹時血糖110mg/dl以上の項目のうち、二項目以上満たすものをMSとしています。MSでひきおこされる心血管系の合併症で代表的なものに、狭心症と心筋梗塞(こうそく)があります。特に狭心症は動脈硬化が徐々に進展し心臓の血管(冠動脈)がだんだん細くなることにより、労作に伴う胸痛がでてきます。放置すると心筋梗塞や心不全につながります。さらに糖尿病のあるかたでは、神経障害により重症の狭心症でも痛みが弱く、病気を見過ごす可能性も指摘されています。従来、狭心症の診断は心臓カテーテル検査で直接血管の狭窄(きょうさく)を検出することが必要でしたが、最近は高機能のCT(64列CT)が開発され、カテーテル検査をしなくても冠動脈狭窄がわかるようになりました。CT検査は造影剤を使いますが、一五分程度寝ているだけで終わりますので、非常に体の負担が少なくなっています。狭窄がわかるだけでなく狭心症でステント植込術を受けた方もステント部の再狭窄があるかどうか判定できますので、とても有用な検査といえます。ただし治療に関しては従来のカテーテル法が必要となりますので入院が必要になることにはかわりありません。自分は狭心症ではないかなと感じていらっしゃる方は是非早めに、お近くの循環器専門医にご相談ください。
続きを読む

男性の性(9)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
男性の性(8)からの続き)
現在、競輪は男子のみで女子のレースはないが、スピードスケートの夏期トレーニングとして始めた自転車でオリンピックにまで出場した女子選手も居る事だし、是非、競輪に女子部を創設して欲しいと思う。
競馬や競艇では既に女性の参加が認められているし、また8月号のこのコーナーで述べたとおり何といっても身体上・健康上も自転車は男子よりも女子に適しているので、競輪では女子のみのレースにするか、男子選手とのレースの時はハンデをつければギャンブルとしても成り立つと思う。
競輪人気低迷はいろいろ原因があると思うが、まず競輪場に行って思うことは、華やかさ・明るさに乏しい、女性客が少ない、ということである。
女子競輪の創設はこの点を改善するのに最も効果的で人気上昇間違いなしだと思う。
中野浩一氏は引退後しばらくして禿頭であることをカミングアウトしてカツラのCMに出ていたが、老壮年になったら、排尿状態なども全国のファンにぜひ告白して貰いたいと思う。ファンとしても泌尿器科医としても、とても興味がある。
と同時に、女子競輪の創設と老壮男性はママチャリに乗るようアピールして貰えれば、競輪人気の再興と老壮男性の排尿状態改善に寄与したことで、長く人々の記憶に残るのではないか、さらに、女子の自転車競技が盛んになれば女性の頻尿・尿失禁の防止にも役立つかも知れず、前人未到の10年連続世界一という偉業と合わせれば国民栄誉賞にも値するのではないか、と思う(自転車競技は海外、特に欧州ではサッカーに匹敵するメジャースポーツで、中野浩一氏は欧州では『ムッシュー』という敬称付きで呼ばれる数少ない日本人だそうである)。競輪場近くの啄木小公園ではあごに手を当て胡坐で考え込んでいる啄木像があるが、サドルの硬い自転車とともに、老壮男性にとってよくないのは、まさしく啄木がとっているポーズ、長時間の座位、特に胡坐がよくないとされている。前立腺や尿道の循環障害が起こると推定されているが、長時間胡坐で麻雀したり飲酒したりは排尿状態に悪影響があることは体験的にも実感している人も多いのではないか、と思う。
続きを読む

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科