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真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)ってご存知ですか?Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
中耳炎と言えば痛い急性中耳炎や耳漏(じろう)が続く慢性中耳炎をイメージされる方が多いと思いますが、今回は中耳炎の中でも注意を要する真珠腫性中耳炎をご紹介したいと思います。真珠腫とは真珠様の光沢がある耳アカのようなものが耳にできる病気です。
周りを破壊しながら大きくなるという性質があり決して良性とはいえない病気です。 進行すると顔面麻痺、めまい、脳膿瘍(のうのうよう)など重大な合併症を引き起こします。初期の症状は難聴、耳漏ですが一般的な治療で耳漏がなかなか治まらない場合には真珠腫の存在を疑う必要があります。 観察顕微鏡を用いた診察で簡単に見つけることができます。 真珠腫を除去する処置で経過を診ることも可能ですが除去できないときは手術が必要になります。耳漏がなかなか治まらない方は一度、お近くの耳鼻咽喉科医院で相談されてはいかがですか。 |
動脈硬化Text by 小笹内科医院 小笹 明
動脈硬化とは動脈壁が肥厚(ひこう)し弾性を失った状態をいいます。現在日本における死因の1位は癌の30%ですが、脳卒中は15%、心臓病も15%と心血管合併症による死亡も合計30%と癌による死亡とほぼ同じです。このため、心血管疾患の予防が重要視されています。動脈硬化は血管に炎症などの障害が起こり、悪玉コレステロールのLDLが血管内に侵入し酸化LDLとななり、マクロファージに貪色(どんしょく)され動脈硬化巣が形成されることにより起こります。動脈硬化巣が大きくなると血管の狭窄(きょうさく)を来し、胸痛が出現したり、息切れが起こります。また一見血管の狭窄のない部位の被膜が突然破れ心筋梗塞を発症することがあります。このため動脈硬化を予防することが大切です。ビタミンCやビタミンEは抗酸化物質として知られ、また喫煙によりLDLの酸化が促進されることが知られています。このため生活習慣を改善することが重要です。
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美肌とアミノ酸とサプリメントText by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二
美しい肌を常に望んでいる方は、早急な効果と可能性の高い変化を期待し、追求します。お肌のバランスは肌の保湿、保温など潤い調節(皮脂、汗、毛穴)にあり、この調節機能には自律神経(交感神経、副交感神経)が働いています。ノルアドレナリン、セロトニン、アドレナリン、アセチルコリンなど脳内伝達物質はビタミンB群を介して各種アミノ酸から造られています。一般に各種アミノ酸は『肉、魚、穀物』からタンパク質として摂取していますが、100%吸収されるわけではなく、吸収率は食べ物の種類や胃や腸の状態によって変化します。アミノ酸サプリメントは、タンパク質と違い、胃などが悪い栄養吸収障害のある方でも、短時間で効率的に吸収され栄養バランス改善の助けとなります。たとえば、複合アミノ酸サプリメントに含まれているトリプトファンはビタミンB6を介してメラトニンを産生させ睡眠の質を改善するとともに、老化予防に必要な成長ホルモンの分泌を促進させます。体重の減少だけを考えるダイエット、栄養のバランスを考えない偏った食べ物だけを摂るダイエットなど、ストレスの多い環境でこのようなバランスの悪いダイエットで栄養障害を起こすと、自律神経障害が起こり、美しい肌の障害となります。アミノ酸サプリメントはすぐに吸収され、ロスが少ない(タンパク質は消化吸収されるまでに2~3時間かかりますが、アミノ酸は30分~1時間で効率的に吸収されます)。また、肌の状態が悪く栄養障害が予想される方には有効です。また、アミノ酸サプリメントを摂取する場合はビタミンC、E、B群を摂ることを勧めます。生理のある女性の場合は、症状に応じて鉄サプリメントが必要な時があります。サプリメント外来は、自分の血液を採って数値にし、栄養状態を評価しながら老化予防、美肌維持をしていく予防治療方法です。
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胃がんになりやすい人って?Text by はら内科クリニック 原 信彦
漠然と「胃がんになったらどうしよう」と考えたことはありませんか?最近、どの程度胃がんになりやすいかを検査できるようになりました。胃がんリスク検診=ABC検診といいます(健康保険は対象外)。現在、群馬県全域・東京都の一部の区で実地されています。血液を調べて,胃がんの原因といわれるピロリ菌に感染しているかどうかと、胃の老化をペプシノーゲンⅠ・Ⅱという物質で検査します。A群:ピロリ菌もいない・胃の老化もない状態。この場合ほとんど胃がんの発生がありません。B群:ピロリ菌がいるけれど、胃の老化は始まっていない。この場合1000人に1人の割合で胃がんの発生があるといわれます。C群:ピロリ菌がいて、胃が老化しているものでは、400人に1人。D群:ピロリ菌が住めないくらい胃の老化が進んでいるものでは80人に1人と言われています。この検診で胃がんリスクを考え、A群の方は5年に1度程度、B群は3年、C群は2~1年、D群は毎年胃カメラでの精密検査が推奨されています。この検診結果から分かるように、基本的にピロリ菌に感染しているならば、まず除菌することが勧められます。ただし、除菌治療は胃潰瘍や十二指腸潰瘍など健康保険で賄(まかな)えるものは限られており、自費で行われる方が多いのも事実です。また、この検診でA群と診断されても実はピロリ菌に感染していた方も混入することもあったり、胃がん以外の悪性腫瘍(2%前後)、ピロリ菌の感染が背景に無い胃がんがごくわずかに存在することもあります。この検診は、今胃がんになってるかどうかの判定ではありません。あくまでも胃がんのなりやすさであり、結果を鵜呑みにすることなく、何か症状があったり不安であれば消化器科専門医に相談してくださいね。
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目薬の正しいさし方をご存知ですか?Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
点眼薬の正しいさし方をご存知でしょうか?薬の効果を十分に発揮させ、副作用を防ぐために点眼薬の使い方を復習してみましょう。先ず手を石鹸で良く洗い、片手で下瞼(したまぶた)を軽く引いて薬を1滴確実にさします。この時、容器の先がまつげやまぶたに触れないようにします。点眼薬をさした後2~3分は静かにまぶたを閉じ、目頭を軽く押さえましょう。あふれた点眼薬は清潔なガーゼやティッシュで直ぐに拭き取って下さい。2種類以上の点眼薬がある場合は5分位間隔を空けて下さい。一般に油性や懸濁(けんだく=白くにごった)点眼薬は後から点眼します。特に注意がない限り寝る前に点眼しても構いません。時に、薬の効果を高めようとして、1日4回点眼の薬を8回さす方がいますが、効果は2倍にはなりません。決められた回数を守りましょう。
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